BS4K雑感 (2)



地デジにしろBSにしろデジタルハイビジョン放送のライブものといえばブロックノイズの巣窟。ところが NHK BS4Kだとまったくノイズが出ないので驚いた。わりと凝ったステージ上の演出や動きの激しいアーティストであってもノイズレス。これは意外とポイントが高いのではないか。今年の『紅白歌合戦』も俄然楽しみになってくる。NHKもこういうメリットはもっと訴求してもいい。



8K放送用に制作された8Kマスターの番組。これまではBSプレミアムでのオンエアはスルー、地デジでの放送ばかりだったがBS4Kでもオンエアされるようになっている。8K→4K。いま(現実的なシステムのなかでは)最もクオリティの高い状態で見ることができるフォーマットはこれになるだろう。

BS4K雑感 (1)



放送開始から一週間が経った。BS4K雑感。今見ている映像が収録されたのは2Kなのか4Kなのか。あるいは番組自体がネイティブの4Kかアップコンバート版か。これは流し見しているだけでも意外と分かり易い。NHKは収録も4K、マスターも4Kというフォーマットがメイン。民放系は番組によってばらつきがある。クオリティもまちまち。なにより見たい!と思わせられる番組がまだほとんどないのが現状だ。



ここのところのウチのリファレンスは8Kマスターの4K8KPR番組「新しい世界へ」。NHK BS4Kで初めて見る機会があった。(録画がまだ出来ないので生で)情報量が違うのが如実に絵に出ている。SNが高くいわゆる絵の“ヌケ”が良い。4KでのオンエアはこのPR番組のみならず明暗や色の階調表現に優れている。ぱっと見た印象では放送時の圧縮ノイズも気にならなかった。



ちょっとテスト。パナソニック製の4Kレコーダー、DMR-SUZ2060で4K録画した「新しい世界へ」(BS4K版)を2KにダウンコンバートしてBDに焼いたディスクを借り受けた。(このフォーマットなら再生可能)ウチのHUMAX製のSTBで(生で見る)BS4K版と見比べてみようというわけである。2KダウンコンバートしたディスクはDMR-SUZ2060で録ってDMP-UB900で再生。HDMIケーブルもパナ。パナパナなのでやや色が乗って見える。HUMAX製のSTB単体だとそこまで絵の演出はない。2K化の際に出る圧縮ノイズも放送だと出ていない。



同じ2K版でも①2Kの地デジ放送(SDR)を2Kで録った2K版②4KのBS放送(HDR)を2Kにダウンコンバートした2K版。これはもう雲泥の差がある。同じ2KSDR版でも“上流”の情報がより多い②が圧倒的に良い。その違いも分かり易い。

BS4Kオープン



J:COM経由でBS4Kオープン。4K対応のSTBからは2Kで出力してプロジェクター側で4Kにアップコンバートしている。これまでのスタイルと変わったわけではないので4Kマスターを使った番組を見てもさほど驚きはない。当面はBS4K局のみでオンエアされる番組のチェックに対応する“とりあえず4K”といった感じだ。



NHK BS4Kでスタートする4K版『刑事コロンボ』。(※画像は地デジ特番より)NHKのスタッフに訊ねてみたところ新しい4Kマスターは権利元での制作とのこと。なので4K化はユニバーサルで行われている。まだ発表になっていないようだが、この『刑事コロンボ』『奥さまは魔女』のほかにもNHK放送の海外ドラマと言えば…の人気シリーズも控えていると聞いている。



こちらはいまBSプレミアムでオンエア中の旧マスター。4Kマスターはグレーディングにも手が加えられているのがわかる。

『カメラを止めるな!』



『カメラを止めるな!』。劇場には3回足を運んだ。スタッフのひとりとして撮影に参加しているような気持ちになるのだから何度観ても不思議な魅力を持っている。“早い・安い・そこそこ”。でも“そこそこ”では終わらせないんだぞ。これは彼らの物語でもありボクらの物語でもある。

NHK スーパーハイビジョンパークで8K三昧。



ただいま渋谷で開催中のNHKスーパーハイビジョンパークで8K三昧。リアルタイムで8K版『2001年宇宙の旅』を見た。シャープ製液晶テレビで8K版を、ソニー製有機ELテレビでは4Kダウンコンバート版を視聴。鮮明で力強い絵。SDRでも眩いばかりの光。次元の違う質感表現。これには唸った。鮮烈な有機ELとフィルムライクな液晶と言った印象だ。8K版は驚くなかれ船内の通路の赤は4K UHD版ほど強くはない。ボーマン船長のフェイストーンなども赤味が抑えられてナチュラルな質感になっている。これまで見てきたIMAX版やiTunes Store版、4K UHD UK盤とはグレーディングもまた違って見える。70mmフィルム上映版に最も近いトーンだと感じた。



会場では麻倉さんたちとも合流。4K8Kについてレクチャーを受けることが出来たのは役得だ。NHKの担当者も気を利かせて画質モードを変えながら見せてくれた。『2001年宇宙の旅』もこれでまた違う画調になる。



地デジのNHK総合で2Kダウンコンバート版を見ていた8Kライブのダイジェストをホームシアター風のシステムで視聴。部屋をぐるっと22.2ch!のサラウンド。当然のことながら包囲感がとてもナチュラルだ。サカナクションのライブがやはり絵も音も凄い。



メダマのストリームホール。440インチの8KクリスタルLEDディスプレイは9.7m×5.4mくらい。ホールに足を踏み入れた途端、思わず絶句する。ソニー製で数億円らしい。もちろんこのシアターも22.2chのサラウンド対応だ。PR番組「新しい世界へ」の3分版や「紅白歌合戦」のダイジェスト、またここでもサカナクションのライブを見ることが出来た。もう圧巻!のひと言。リアルさえ越えているとしか言いようがない。まさに目の前に「紅白歌合戦」のステージで歌う石川さゆりがいる。のだが、デカい。そのデカい石川さゆりが「津軽海峡冬景色」をいま目の前で絶唱している。その存在感。これは“体感”を越えてシュールささえ感じるほどで思わず笑ってしまった。それが440インチで見る8K映像だ。4日(火)まで開催中。

BS4KはJ:COM経由で



BS4KはJ:COM経由で観ることに決めた。ウチの場合はこれまでの利用料金に+844円(月額)でNHK BS4Kや民放系の“右旋組”をチェックすることができる。4K対応のセットトップボックスはレンタル扱い。初期費用も少なくて済む。いま4K環境を取り巻く様々な状況をしばし“様子見”しながら…という感じだ。



録画用の外付けHDDは2TBで8,800円也。4K放送だと130時間分くらい録れる。ただしJ:COMの場合は4Kチューナーの1月末のVer.up後から録画が可能になるので要注意。パナソニック機よりもさらに1か月遅い。当面は“見るだけ4K”になるけれど…これはまぁ仕方がないか。駆け込みでの契約だったので設置は来週。4K番組の視聴はそこからのスタートだ。



『浮草』など映画系のプログラムはリピート放送で2月以降にエアチェックすることになる。これからどんな作品が4Kでオンエアされるか。ウチの場合は2Kにダウンコンバートして出力、プロジェクターで再び4Kにアップコンバートするスタイル。レコーダーなどのリリースも眺めつつ…“とりあえず4K”だ。

4Kレコーダー考



4Kレコーダー考。極私的ポイントはココ。「理屈の上ではHEVC圧縮で送ってくる4K放送の方がMPEG2圧縮の2K放送よりも画質がいいはず」。つまり同じ映画作品でも①4Kで録って→2Kで観る②2Kで録って→2Kで観る、①の方がクオリティが高い可能性がある。同じ2K上映でも4Kチューナー経由の方がいいかもしれないという話。

「既発売のUHDブルーレイプレーヤーでは4K放送を録画したディスクは再生できない」。ココもポイント。つまり録ったレコーダー以外、いま手持ちの別のプレーヤーでは再生することができない。なので例えば、4K放送を録ったディスクを借り受けたとしてもウチのプレーヤーでは見ることができないわけだ。

この4Kレコーダーの第一世代機、4Kチューナーは一基のみの搭載。裏録が出来ないのも注意が必要だろう。12月1日の放送開始と同時にどうしても早く録っておきたい映画がある、プログラムがある、のでないならば、レコーダーは第2世代機以降の動向を見てから、の方が吉かもしれない。今の時点で4Kレコーダーという選択肢は…ウチ的にはない感じだ。

『恐怖の報酬』【オリジナル完全版】



キングレコードの担当スタッフって“ちょっと昔の新聞広告風”が好きなんだよね。007の日本語吹替シリーズをリリースした時にも嬉々として作ってた。『恐怖の報酬』。“死臭にまみれたこの世の肥溜めで”とあるけれど…これ“掃き溜め”と言いたかったのではないか?ビジュアルがだいぶ違うぞ。まぁどっちでもいいけど(笑)。

立川シネマシティの極上音響上映で『恐怖の報酬』【オリジナル完全版】を観てきた。オリジナル完全版は従来版とはルックスが全く違う。4Kレストア。若い頃の印象のまま亡くなったロイ・シャイダーの新作を観ているような感覚になる。嵐のなか今にも崩れ落ちそうな吊り橋をトラックが渡っていく。この緊迫感はCGでは出せない。いい時代に製作されて良かったとつくづく思った。これはキングレコードのスタッフに謝らなければならないかもしれない。“掃き溜め”ではなく確かに“肥溜め”と表現したくなるのもわかる。それほど生々しさがこれまでの印象とは違った。キャッチコピーに偽りなしだ。

シネスコ

館主:酒井俊之

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大いなる遺産
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2001年宇宙の旅
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト
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