グランドシネマサンシャインで『ダンケルク』



いま映画ファンの注目の的!池袋にオープンしたグランドシネマサンシャインにさっそく行ってきた。もう今週は開館前からネットではこの話題で持ちきり。メダマはなんといっても関東初となるIMAXレーザー/GTテクノロジーを有する最新のIMAXシアターの誕生だ。しかもスクリーンは“西の王様”、109シネマズ大阪エキスポシティを越えて国内最大となるビッグサイズ。映画ファンの期待値が上がらないわけがない。足を運んできたのはオープン前日の前夜祭で特別上映された『ダンケルク』のIMAXフルサイズ版。この続きは…Stereo sound Onlineにて。クールな印象が強かったシネコンのスタイルが“映画館復古”を思わせる暖かみや温もりを感じさせるコンセプトになっているのはとてもいいと思った。根っからのシネスコ大好き派としては別フロアのシネスコ館でも映画を観るのを楽しみにしたい。

『てなもんや三度笠』劇場版



時代劇専門チャンネルで『てなもんや三度笠』劇場版。あまりの衝撃と情報量の多さに続けて二回見た。名だたる東西のコメディアンが端々にまで顔を揃える。初めて見るギャグには呆気にとられた。とにかく関西圏の配役が豪華。あぁこのひとが!なんて気を取られていると物語が頭に入ってこないほどだ。主演の藤田まことと白木みのる。ふたりの交わす大阪弁が懐かしくもあり今となっては新鮮にも感じる。



登場するシーンでなにかと小ギャグをかますおっさんは誰?確認してみたらマチャアキのお父さん(堺駿二)。いちいち面白い。同じく東のコメディアンではトニー谷も強烈なキャラクターだ。西では若かりし頃のチャンバラトリオのボケ具合にハマる。東の『幕末太陽傳』に対して西の『てなもんや三度笠』と感じたりもした。



1963年劇場公開のシネスコ作品。TV版のイメージとは違いレストアも良好だ。いま劇場で流しても絶対にウケる。

極上爆音上映で『ジョーズ』



きょうの『ジョーズ』は立川シネマシティ。いやこれ極上爆音上映版の圧勝。なにしろ自然と鳥肌が立つ。絵のグレイン感や色ノリ、4Kデジタルリマスターのエッセンスがちゃんと再現されている。力強いサブウーファーだけでなくスクリーン左右に広がる音場も好印象。『ジョーズ』を観た!という満足感がある。お薦め。

ULTIRA上映で『JAWS/ジョーズ』



「午前十時の映画祭」。44年ぶりの映画館、シアタス調布のULTIRA上映で『JAWS/ジョーズ』。シーンが変わるごとに“いま映画館で『ジョーズ』を観てるよな?デカいスクリーンで『ジョーズ』を観てるよな?”自問自答しているうちに映画が終わっちゃったという感じだ。



ULTIRA版『ジョーズ』。からの4Kアップコンバート再生でBD。こういうのが楽しい。あらためてマスターの質の高さに感心する。いわゆるシネマモードで観ると劇場とほぼ似たようなトーンになるはずだ。2K DCPではやや甘さを感じさせる引き絵もあったが家庭でのサイズでは逆に誤魔化せるメリットもある。



『ジョーズ』の新マスターはグレインの按配が絶妙だ。滑らかだがフィルムらしさも残してある。家庭サイズで観るとちょうどいい。のだが、劇場だともう少々映画らしく粒状感が欲しくなった。絵と同様に音もBDとDCPは同傾向。シアタス調布、ここぞというところでSWは効くがやや大人しめか?とも感じた。さぁ次はいよいよNHK BS4Kの4K版の登場を待つばかりだ。

「午前十時の映画祭」で『ジョーズ』始まる。



「午前十時の映画祭」。いよいよ19日(金)から『ジョーズ』がスタートする。上映用素材は2K。おそらくブルーレイ盤用のマスターと同じくシネリック社が4Kレストアした4Kマスターからの2K DCP版だろう。音声は7.1chだがいずれにせよモノラル音源からのサラウンド化なので5.1ch再生でも差し支えない。ガツンと引き締まった低音が秀逸だ。東京方面で観るなら立川シネマシティの極上爆音上映か?はたまたシアタス調布のULTIRA上映か?劇場では1975年のロードショー公開時に大阪キタの梅田グランドで観て以来だ。どこで観ても当時の記憶を上書きすることになるだろう。



『ジョーズ』4Kデジタルレストアのプロセスをレポートするドキュメンタリー「Jaws - Blu-Ray Restoration Documentary」。ビデオクリップはブルーレイの映像特典用のものだが4Kマスター制作の工程がわかる。クオリティはお墨付きだ。

『ROMA/ローマ』



シアタス調布で『ROMA/ローマ』。モノクロ作品は色温度の設定が微妙。リファレンスにするつもりで観た。キュアロン流は若干アンバーが入るようだ。サラウンドは瞬発力はあるが本来ならもう少々繊細な表現になっているのではないか?やや単調に感じた。やはりドルビーアトモス再生が理想なのだろう。4K UHDでのリリースを期待したい。

「ジョーズ in コンサート」開催決定!

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今夏8月「ジョーズin コンサート」の開催が決定した。本日より先着先行販売を開始している。先の「ジュラシックパーク in コンサート」と同じプロデュースチームでタクトを振るのは斎藤一郎。氏のシネオケは映画のサウンドトラックをそのまま再現する手法を採る。期待して間違いないはずだ。

時代劇専門チャンネル『新・座頭市』



週末に3本づつ放送されている時代劇専門チャンネルの『新・座頭市』シリーズ(1976)が面白い。①大映京都調②ゲスト俳優が多彩③音楽が村井邦彦。監督を変えて3話一気に観るのでシリーズ全体の傾向も掴みやすい。大映出身の監督をはじめ勝新太郎も演出を手掛けている。これまで勝新や座頭市のキャラにはどうも馴染めなかったのだが、自身の監督回を観ると芸術家肌でありながら人間臭さが妙に魅力的なことにあらためて気付く。抒情に過ぎるきらいはあるものの時としてはっとする描写も愉しめる。シリーズはこれからまだまだ続く。いま毎週の一番の楽しみと言っても過言ではないくらいだ。

「犬神家の一族 エンターテインメントの革命児たち」



NHK BSプレミアム「アナザーストーリーズ」で「犬神家の一族 エンターテインメントの革命児たち」。記念すべき角川映画第一弾の『犬神家の一族』。仕掛け人となったプロデューサーの角川春樹、金田一耕助こと石坂浩二がその知られざる舞台裏を語る。原作者、横溝正史にまつわるユーモラスなエピソードが隠し味。どこか市川崑監督の金田一耕助シリーズのように爽やかな後味を残す番組に仕上がっている。4日(月)再放送あり。

『恐怖の報酬』【オリジナル完全版】



キングレコードの担当スタッフって“ちょっと昔の新聞広告風”が好きなんだよね。007の日本語吹替シリーズをリリースした時にも嬉々として作ってた。『恐怖の報酬』。“死臭にまみれたこの世の肥溜めで”とあるけれど…これ“掃き溜め”と言いたかったのではないか?ビジュアルがだいぶ違うぞ。まぁどっちでもいいけど(笑)。

立川シネマシティの極上音響上映で『恐怖の報酬』【オリジナル完全版】を観てきた。オリジナル完全版は従来版とはルックスが全く違う。4Kレストア。若い頃の印象のまま亡くなったロイ・シャイダーの新作を観ているような感覚になる。嵐のなか今にも崩れ落ちそうな吊り橋をトラックが渡っていく。この緊迫感はCGでは出せない。いい時代に製作されて良かったとつくづく思った。これはキングレコードのスタッフに謝らなければならないかもしれない。“掃き溜め”ではなく確かに“肥溜め”と表現したくなるのもわかる。それほど生々しさがこれまでの印象とは違った。キャッチコピーに偽りなしだ。

シネスコ

館主:酒井俊之

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