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湾曲映画庵日乗

Posted in 09 2012
Category: 007  

「女王陛下の007 愛はすべてを越えて」 “We have all the time in the world”

バート・バカラックとの名コンビで数多くのポップスソングを生み出した作詞家のハル・デヴィッド、逝く。ダスティ・スプリングフィールドが歌った「カジノロワイヤル」の♪「恋の面影」や、カーペンターズのカバーソングなどを通して、知らぬ間に彼の詞の世界に触れている方もきっと多いでしょう。



お気に入りのベストワンとなると、もちろん映画「明日に向って撃て!」の主題歌、♪「雨にぬれても」。映画は観なくてもこの曲を聴くだけで“雨にぬれても”、気持ちが前向きに、ポジティブになります。また、♪「ディス・ガイ」も今でもよく聴く大好きなナンバーです。オリジナルタイトルは歌い出しの詞と同じく、「This Guy's in Love With You」。男性が唄う場合は“This Guy”で、女性が唄う場合は“This Girl”に歌詞を変えて歌われます。ラブソングというよりも、これは恋する気持ちをこめた歌。多くのカバーがありますが、これもダスティ版が最高です。インストver.だとやはりバカラック版が群を抜いていいですね。



007シリーズでもハル・デヴィッドが詞を書いた作品があります。サッチモの♪「愛はすべてを越えて 」、シャリー・バッシーの♪「ムーンレイカー」の2曲。なかでも「愛はすべてを越えて」=“We Have All The Time In The World”は「女王陛下の007」の挿入歌としてだけではなく、ボンドがトレーシーに捧げた最後の言葉、“We Have All The Time In The World”として、劇中でも引用されています。また「007/ユア・アイズ・オンリー」の冒頭で登場するトレーシーの墓碑にも“We Have All The Time In The World”と刻まれているのはご存知の通り、です。007シリーズでは忘れることのできない愛の歌です。このレコードは、あまりジャケットに馴染みがないので、一見するとカバーアルバムのように見えますが、れっきとした「女王陛下の007」のオリジナルサントラ盤。1970年に日本で初めてリリースされた際の、オリジナルジャケット仕様になっています。♪「愛はすべてを越えて 」はもちろん、タイトルバックに流れるメインタイトルも含め、いいサントラです。

On Her Majesty's Secret ServiceOn Her Majesty's Secret Service
(2003/01/28)
John Barry

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