シネスコ元年 ~ Playback 2012 ~

2012年のホームシネマを振り返ってみると、まさに「シネスコ元年」と呼ぶにふさわしい一年になりました。2010年にいったんスクリーンを降ろしたものの、およそ1年半ぶりにプロジェクションシステムを復活、そして長年の念願だったシネスコ&カーブドスクリーンの導入を決意。おっかなびっくりで始めた我流のセッティングも功を奏し、ならばと欲張ってスクリーンのリプレイスを終えたのが12月。ちょうど一年の時間をかけて新システムが完成したことになります。というわけで“Playback 2012”です。



2011年12月:SPARK 530 導入



2012年1月:月刊「HiVi」のバックナンバー(2008年1月号・2009年7月号)のシネスコ特集を研究



2月:PANASONIC AG-LA7200/SONY VPL-VW85 導入



3月:DVDO EDGE GREEN/OPPO BDP-95 導入



4月:ELITE SCREEN Curve 235-85W 導入/アナモフィックレンズホルダー制作



4月:85inch カーブド&シネスコスクリーン システム 完成



8月:YAMAHA YST-SW1000/Rainbow Fish Fiber Optic.光ファイバーHDMIケーブル 導入



12月:ELITE SCREEN Curve 235-100W リプレイス



12月:100inch カーブド&シネスコスクリーン システム 完成

年の瀬にようやくまとまった新たなホームシネマシステム。次のステップとして、この年末年始の時間をたっぷりと使って、プロジェクターやプロセッサーなどのパラメーターの追い込みに取り掛かりたいと考えています。というわけで、今年のブログ記事のアップもこれまで。一年間のご愛読、誠にありがとうございました。来年も御贔屓のほど、よろしくお願い致します。みなさま良いお年を♪

「ダークナイト ライジング」をシネスコで上映すると…。



「ダークナイト ライジング」のブルーレイディスクです。ご存知のようにこの作品は、マスターの画面アスペクト比にはスコープ仕様(2.35:1)とIMAX仕様(16:9)の2サイズが混在するという、かなり特殊なフォーマットが採用されています。シークエンスや、場合によってはカットによって画像サイズがコロコロと変わるわけです。

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(2012/12/05)
クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン 他

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スコープとIMAX、両サイズの併映に対応するためには、IMAXシークエンスもフォローするヴィスタサイズ(16:9)上映がベースとなります。そこで、いつものようにアナモフィックレンズを通したシネスコサイズ(2.35:1)上映対応で、スコープ画像だけでなくIMAX画像も同時に上映してみるとどう見えるのか、実際に試してみましょう。アナモフィックレンズをプロジェクターに装着したままの状態で、プロジェクター側のレンズ設定をノーマル(16:9上映)とアナモフィックズーム(2.35:1上映)で切り替えて比較してみます。最初にお断りしておきますが、この企画にメインで登場するのはバットマンではなく、極私的な趣味でキャットウーマンです。

■マスター画角:スコープ(2.35:1)
■マウスオフ:シネスコ上映(PJのレンズモードはノーマル)
■マウスオン:シネスコ上映(PJのレンズモードはアナモフィックズーム)


スコープ映像を、そのままスコープ(シネスコ)画角で再生しています。ノーマルモード時は2.35:1画面のスクリーン(100インチ)に16:9画面(約80インチ)を上映、さらにそのなかのシネスコ映像ですので、サイズはおそらく60インチくらいなのではないかと思います。つまりアナモフィックズームモードを使うと、およそ60インチクラスから100インチへのサイズアップになります。上下左右、いずれも絵が欠けることなく、フルにスコープ画像がそのままシネスコスクリーンいっぱいに広がる“正しいシネスコ上映”です。

■マスター画角:IMAX(16:9)
■マウスオフ:ヴィスタ上映(PJのレンズモードはノーマル)
■マウスオン:シネスコ上映(PJのレンズモードはアナモフィックズーム)


そしてここからは、マスターの画角はIMAX(16:9)のシークエンスです。マウスオフの状態で、スクリーンの上映画角はマスターに忠実なヴィスタサイズ(16:9)になっています。マウスオンすると現れる映像は、16:9の画面の上下をカットして“勝手に”シネスコスクリーンをフルに使った上映サイズです。バットポッドに跨るキャットウーマン。左右はそのままで上下の絵が切れているのがよくわかります。

■マスター画角:IMAX(16:9)
■マウスオフ:ヴィスタ上映(PJのレンズモードはノーマル)
■マウスオン:シネスコ上映(PJのレンズモードはアナモフィックズーム)


■マスター画角:IMAX(16:9)
■マウスオフ:ヴィスタ上映(PJのレンズモードはノーマル)
■マウスオン:シネスコ上映(PJのレンズモードはアナモフィックズーム)


■マスター画角:IMAX(16:9)
■マウスオフ:ヴィスタ上映(PJのレンズモードはノーマル)
■マウスオン:シネスコ上映(PJのレンズモードはアナモフィックズーム)


■マスター画角:IMAX(16:9)
■マウスオフ:ヴィスタ上映(PJのレンズモードはノーマル)
■マウスオン:シネスコ上映(PJのレンズモードはアナモフィックズーム)


■マスター画角:IMAX(16:9)
■マウスオフ:ヴィスタ上映(PJのレンズモードはノーマル)
■マウスオン:シネスコ上映(PJのレンズモードはアナモフィックズーム)


この“勝手にシネスコ上映”。IMAXフォーマットのカットは、もちろんオリジナルの上映アスペクト比から画角は変わってしまっているわけですが、しかしこれが意外とイケる。(撮影監督の意図するところはさておき)オリジナルのアスペクト比を忠実に再現することよりも、スクリーンをフルに使うことのほうが臨場感優先、迫力優先でより楽しい。これはこれでアリ!でしょう。考えてみればこういう上映スタイルは、十代の頃に頻繁に経験していたOS劇場の“勝手にシネラマ上映”を思い起こさせてもくれます。シネスコかヴィスタか。どちらをメインスクリーンとしてフィックスさせるかはホームシネマ派にとっては悩ましいテーマ。その答えを出すのは、各人の“覚悟”あるのみです。

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(2012/12/05)
クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン 他

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お正月映画といえば…「レイダース 失われた聖櫃」

お正月迫る!というわけで 1981年のお正月映画「レイダース 失われた聖櫃」をピックアップ。



この作品を観たのはD150(ディメンション150)のスクリーンが採用されていた大阪・梅田の阪急プラザ劇場。残念ながらもう既に無くなってしまった映画館ですが、当時から既に全席指定・各回総入替制を導入していた“映画館の王様”=シネラマのOS劇場とは違って、もっと親しみやすい、巨大カーブドスクリーンを持った劇場でした。


「レイダース 失われた聖櫃」を収録した「インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ」。



久々の登場となるTHX印のディスクです。新たな4Kスキャンによってレストアされた「レイダース」よりも、デジタルリマスター版の「魔宮の伝説」「最後の聖戦」の画調が思いのほか鮮明になっていたのが印象的でした。





シリーズのなかでもシネスコならではの画角がフルに活かされている「レイダース」。(★★★★★)





公開当時の流行を反映して、絵も編集も少々ビデオ作品っぽいテイストの「魔宮の伝説」。(★★☆☆☆)





LD時代からのリファレンスディスクの定番。クオリティの高い絵とサウンドのバランスが見事。(★★★★☆)





荒唐無稽なエンディングに賛否両論の「クリスタル・スカルの王国」。ウチではアリ!です。(★★★☆☆)

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(2012/09/14)
ハリソン・フォード

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さて、2012年に導入した製品のなかでも特にインパクトの強かったアイテムをご紹介しておかねばなりません。


国内ではエミライが取り扱っている、米Rainbow Fish Fiber Optic製の給電式HDMIケーブル。導体に光ファイバーを用いることで信号の減衰を抑え、AV機器のグランドループの発生を完全に遮断、なおかつノイズの影響も受け難い画期的なケーブルです。HDMI伝送での音に効くということで既に導入されている方が多いのですが(アナログ出しのウチでは関係ありませんが)絵にも確実に効きます。

光ファイバーHDMIケーブル Rainbow Fish Fiber Optic.社製Homeシリーズ[6.1m][20feet]光ファイバーHDMIケーブル
Rainbow Fish Fiber Optic.社製
Homeシリーズ[6.1m]



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結線からエージングを待つことなく、分かり易いくらい絵の見通しが良くなりますし、嬉しいことにわずかな部分の色のりまで間違いなく向上します。細部まで情報が掘り起こされて、スクリーンがキリッと引き締まる。給電式ですので、プロジェクターへの入力端子側で新たに電源を取る必要がありますが、そんな煩わしさがあっても是非オススメしたいケーブルです。手持ちのシステムのパフォーマンスを更に引き上げてくれるはずです。

映画「エヴリシング・オア・ナッシング」限定版ポスター

今秋 第25回東京国際映画祭の招待作品として上映された007シリーズ初のドキュメンタリー映画「エヴリシング・オア・ナッシング 知られざる007誕生の物語」。「007/スカイフォール」がシリーズ23作目にあたるということで、23日の今日、限定版のポスターが劇場で配布されました。



日本国内はもちろん、欧米でも市販されていないとても貴重なポスターです。(リバーシブル仕様で裏面は50周年記念の“ゴールデンガール”デザイン)「007/スカイフォール」のラスト、Mの新しい執務室の机の後ろにMI6の絵が掛けられていましたが、この「エヴリシング・オア・ナッシング」のポスターも同じデザイナーが担当しています。歴代の6人のボンドと“Everything Or Nothing ”=“EON”。ファンにとってはお宝級のXmasプレゼントです。

The James Bond Archives: Fifty Years of Bond, James BondThe James Bond Archives: Fifty Years of Bond, James Bond
(2012/11/09)
Paul Duncan

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SNOWFALL at SKYFALL

SNOWFALL at SKYFALL

今年のグリーティングカードが完成しました。とにかく“FALL”と“FALL”を引っ掛けたかった。もうただただそれだけの企画です(笑)。アストン・マーティンDB5は缶コーヒーBOSSのオマケ、ミニミニツリーは100均、スノースプレーも100均で入手。手前の岩(石)は近くの公園で拾ってきました。バックの風景、スカイフォールは画像をA4サイズにプリントアウトして、ここにもスプレーで雪化粧。合成なし、小さなジオラマを作ってキッチンでちゃちゃっと撮影しました。“SNOWFALL at SKYFALL”は映画のタイトルロゴをそのまま流用してあります。総製作費、200円!

年忘れ!若尾文子 in 大映スコープ祭

年忘れ!若尾文子 in 大映スコープ祭 一挙上映!



大映の誇る“スコープ女優”(←勝手に命名)といえば若尾文子。今回の再生ソースはすべて日本映画専門チャンネルやNHKなど、BSもしくはCS局でのオンエアチェックディスクです。果たしてこの頃の大映作品ってちゃんとBD化されるんだろうか。とにもかくにも若尾文子の美しさ、艶めかしさ。そして麗しき声の良さ。もうハンパではありません。





「『女の小箱』より 夫が見た」監督:増村保造 (1964) いいっすねぇ。



「婚期」監督:吉村公三郎 (1961) いいっすねぇ。




「越前竹人形」監督:吉村公三郎 (1963) いいっすねぇ。



「女系家族」監督:三隅研次 (1963) いいっすねぇ。




「雪之丞変化」監督:市川崑(1963) いいっすねぇ。




「花実のない森」監督:富本壮吉(1965) いいっすねぇ。




「刺青」監督:増村保造 (1966) いいっすねぇ。

【オリジナルしおり特典付】女優 若尾文子【オリジナルしおり特典付】女優 若尾文子
(2013/01/01)

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溝口健二・吉村公三郎・川島雄三・増村保造などの巨匠・名匠に愛された<大映映画>の伝説のヒロイン・初の公式本。「祇園囃子」「浮草」「女は二度生まれる」「しとやかな獣」「妻は告白する」「清作の妻」「越前竹人形」……映画会社大映の看板女優として活躍、また日本映画史を通じ、その官能性、妖艶性、そして女性の近代的な自立を演じるにおいて並び比す者のいない女優・若尾文子。自選11作紹介、最新インタビューをはじめ、詳細なフィルモグラフィーや年譜、評論や証言を集めた永久保存版。


やっぱり若尾文子はいいっすねぇ。

エリートスクリーン SIZE UP計画(番外編)



携帯電話用の“非常口”ストラップです。



スマホ全盛の今となってはいつの間にか携帯用ストラップもすっかり見かけなくなり、探しに探してようやくオークションで見つけました。電話の受発信の際にピコピコと勝手にライトが点滅する仕掛けになっています。ここでちょっとばかし工作の時間。ストラップを切り離し、一体成型のボディを裏側から焼き切って、中身をそっくりくり抜きます。



近所のダイソーで買ってきた100円のクリップライト。



“非常口”のプレートの裏にこのクリップライトを仕込んでスイッチを入れると、常時点灯するようになります。



光量を落とすためにセロファンなどをなかに何枚か重ねて、クリップで挟めば完成。



いい感じに仕上がりました。で、この“非常口”ライトをどうするのかというと…。



スクリーンフレームの上に乗せれば映画館よろしく、スクリーンの大きさが際立つ!



はずが……ビミョウに企画倒れだったかもしれません(汗)。



スクリーン生地の無料サンプル、申し込み受付中です。

エリートスクリーン SIZE UP 計画 (7)



スティーヴン・スピルバーグ監督作のなかから「ジョーズ」と同様、お気に入りのシネスコ作品の「未知との遭遇」。この映画も1978年の劇場公開当時、OS劇場でのシネラマスクリーンに圧倒された作品のうちのひとつです。その衝撃度は後に公開された「スター・ウォーズ」を超えていました。第50回アカデミー賞では見事、撮影賞でオスカーを獲得。



オープニングシークエンス。突如、砂漠に“太陽”と共に姿を現した第二次大戦中の米戦闘機群。



アナモフィックレンズを使って“疑似シネラマ”化されたOS劇場での映像は、左右両端がめちゃめちゃに歪んでいました。撮影監督のヴィルモス・ジグモンドが見たら、きっと怒ったでしょうねぇ(笑)。しかし、正しいアスペクト比での上映なんてなんのその、眼前を覆い尽くす超巨大スクリーンの迫力は現在のIMAXの比ではありませんでした。




ロイとジリアンがデビルスタワーを目指すシークエンスでは、結構好きなフレーミングのカットが随所に登場します。



この「未知との遭遇」のブルーレイディスクも、今となってはVFXシーンなど少々絵が粗くて甘い。



同じコロンビア映画の「アラビアのロレンス」級とは言わないまでも、再度フィルムスキャンを行った“4Kらしさ”に溢れたニューマスターver.が登場すると嬉しいですね。

未知との遭遇 スペシャル・エディション [Blu-ray]未知との遭遇 スペシャル・エディション [Blu-ray]
(2011/02/23)
リチャード・ドレイファス、フランソワ・トリュフォー 他

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劇場公開版/特別編/ファイナルカット版の3バージョンを収録。

エリートスクリーン SIZE UP 計画 (6)



“次の試写はスピルバーグ監督のシネスコ作品を”と言いながら、やはり最初に観たくなるのは「スター・ウォーズ」。



とにもかくにもこのオープニングシークエンス。スクリーンをなめながら頭上を通過していくスターデストロイヤーの滞空時間が長い長い。こればかりはさすがにアナモフィックレンズ&カーブドスクリーンの独壇場。



左右をフルに使いつつ、前後の奥行きも感じさせるシネスコ画面ならではの人物配置。



あえて“空いた空間”を活かすフレーミング。



コントラストとブライトネス、黒や暗部側の階調表現の追い込みにはベイダー卿が登場。



言うことナシ!です。スピード感とダイナミズム。シネラマ映画館 OS劇場の興奮よ、再び。


エリートスクリーンの「リュネット」シリーズで使われているのは「シネホワイト」と呼ばれる生地で、スクリーンゲインは1.1。エリートスクリーンジャパンに問い合わせればサンプル生地を無料で送って貰えますので、まずは試しに今お使いのスクリーンとの発色の違いをチェックされてみてはいかがでしょうか。色数の多いハリウッド作品がお好きなホームシネマ派にはお薦めです。


エリートスクリーン SIZE UP 計画 (5)

スクリーンの設置、完了。



ポールに取り付けた棚受けホルダーの位置を移動させてスクリーンを嵌めこめばOK。この作業もあっという間です。



組み立てる前にスクリーンフレームを仮置きして確認した時と同じく、実際に取り付けてみるとやはり部屋の横幅ぎりぎり。画像だとこれまでの85インチサイズとの違いがいまひとつ判りづらいかもしれませんが、左右それぞれ約18センチづつ広くなり、それに併せてスクリーン高もアップしています。



ソニーのSXRDプロジェクター VPL-VW85側でスクリーンサイズとフォーカスを再調整。



試写。アナモフィックレンズを通せばシネスコ&カーブドスクリーン 100インチサイズにジャストフィット。視聴位置からスクリーンまでの距離は以前と変わりませんので、視野角を超える“ワイド感”で迫ってきます。これまで以上に視線が右に左に大きく動くことになり、目がまるでヒラメのようになってしまいそうな感覚。






シネスコ画面の持つダイナミズムとカーブドスクリーンならではの“酩酊感”。鮮明でこってりとした色のりが楽しめるのがエリートスクリーンの持ち味ですので、絵がゴージャス。ボンドガール@ドミノの美しさも際立ちます。007シリーズでシネスコを、ということになればウチではまずは「007/サンダーボール作戦」なんですが、次のブログ記事ではスピルバーグ監督作など、他のシネスコ作品を試写してみましょう。

エリートスクリーン SIZE UP 計画 (4)

さて エリートスクリーンの「リュネット」シリーズ 2.35:1比率のシネスコ&カーヴドスクリーン。 組立篇です。



作業に勢いをつけるために、まずは古いスクリーンを撤去。


組み立ては簡単な工程で、しかも4月に85インチサイズを既に経験済みですので、手順もまだ記憶に残っています。ブラックベロア素材で表面加工された4本のスクリーンフレームを接続して、スクリーンを張り込むための枠を作ります。L字ジョイントを嵌めこんで、四隅をネジで留めて完了です。これはあっという間。


塩ビ管から取り出したスクリーン生地を枠の上に広げます。画像はスクリーン生地の裏側。この黒いシートとの二重構造によって、背面から光が入るのを防ぐわけです。袋状になっていてる生地の四辺に、テンションロッドと呼ばれる丸いバーを差し込みます。これもあっという間に完了。


次に、テンションロッドを入れたスクリーンを固定プレートでフレームに留めていきますが、これが意外とタイヘン。特に今の季節、空気が乾燥しているうえに気温も低いのでスクリーンが伸びにくくて硬い。生地を伸ばすコツは掴めてはいるものの、4月の作業よりもさらに指先にぐいぐい力を入れながらの作業となりました。



たっぷり一時間をかけ、張り込みを完了。均一にテンションがかかってスクリーンがピンと張っています。


最後にスクリーン中央にセンターサポートバーを嵌めこめばこれで完成です。



エリートスクリーンの本社は彼の地カリフォルニア。日本国内では手動で上げ下ろしが出来る、導入しやすいビスタサイズ(16:9)やスタンダードサイズ(4:3)がやはりベストセラーモデルのようです。



早く新しい上映スタイルで観たい作品も続々と到着。というわけで次回、いよいよ設置篇です。

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(2012/12/05)
クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン 他

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エリートスクリーン SIZE UP 計画 (3)

オーダーしていたスクリーンが無事に到着。


エリートスクリーンの「リュネット」シリーズ 2.35:1比率のシネスコ&カーヴドスクリーン。既製サイズの96インチと103インチの中間、オーダーメイドによる100インチサイズです。注文してから納品までちょうど1か月でした。


梱包と解いて中身を確認してみると、荷崩れを起こすこともなく問題なし。スクリーン生地も硬い塩ビ管のなかに収納されていますので搬送中に痛む心配もありません。今回のスクリーンは、オーダーメイドで部屋の横幅ギリギリのサイズ。果たしてきっちりと収まるのか。事前にエリートスクリーンジャパンのスタッフが試算してくれているとはいえ、やはり実際に確認してみるまではドキドキもんです。まずは真っ先にスクリーンのフレームを取り出して、とにもかくにもシアターに置いてみることにしました。


ホントにギリギリ! 左右それぞれ、壁までの余裕は数mmしかありません。



イメージしていた通りにぴったりのサイズで仕上がってきました。



先に送られてきていた取扱い説明書を元に、いざ組み立てへ! 





シネスコ&カーブド映写には必須の“パナモフィックレンズ”ことアナモフィックレンズのAG-LA7200。


【アナモフィックレンズ Panasonic AG-LA7200 Sekaimon オークション状況】

いま、AG-LA7200が何台も出品されています。落札価格の目安は10万円前後。安く手に入れられればラッキー!

「007/慰めの報酬 TV放送吹替キャスト・新録版」制作決定!

現在好評発売中の「007/TV放送吹替版」DVDシリーズ。来年の5月にリリース予定の「007 TV放送吹替初収録特別版DVDシリーズ 第四期」(2013年5月8日発売)に収録される「007/慰めの報酬」のために、新たにDVDオリジナル版の日本語吹替版を制作することが決定になりました。



本来、「007/TV放送吹替版」シリーズは文字通り、TVで放映された吹替版を余すところなく収録しようというのが最大のテーマ。しかし、昨夜(12月5日)の地上波初登場となった「007/慰めの報酬」では、パッケージソフト用に制作された吹替版でのオンエアとなりました。ということはこの先、TVオンエア用に吹替版が制作されることはおそらくないでしょう。となると、「007/TV放送吹替版」シリーズに収録すべきTV放送吹替版が存在しないことになってしまう。それは困る(汗)。では、無いならば新たにDVD用に作ってしまおう!というのが今回の企画なのです。



日曜洋画劇場版「007/カジノ・ロワイヤル」そして現在大ヒット中の「007/スカイフォール」の日本語吹替版と同じく、もちろんジェームズ・ボンド役には藤真秀さん。DVDのためにTV放送吹替版を制作するという、なんとも珍妙な逆転現象が起こることになるわけですが、しかしこの新録音版を加えることによって「007/カジノ・ロワイヤル」から「007/スカイフォール」に続く、藤真秀版ジェームズ・ボンドシリーズを完成させたいと考えています。



ボンドだけでなくM、フェリックス・ライター、ミスター・ホワイトやマティスなどは日曜洋画劇場版「007/カジノ・ロワイヤル」の吹き替えキャストを可能な限り踏襲しつつ、新たなキャスティングとスタッフで収録に臨むことになります。名付けて「007/慰めの報酬 TV放送吹替キャスト・新録版」。乞うご期待!です。



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封入のハガキでご応募頂いたお客様全員にファン垂涎の貴重な007アイテムをもれなくプレゼント!

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「007/リビング・デイライツ」公開直前にTVでオンエアされた25周年記念番組の貴重なTV放送吹替版DVD!

★ TV放送吹替台本レプリカ
全22作品のうちランダムにいずれか一冊をプレゼント (※「007/慰めの報酬」は予定)

★ 007シリーズ日本版アートワーク特製リーフレット

※プレゼント内容は予定です。予告無く変更となる場合がございます。
※この全巻購入者・応募プレゼント企画はBOX商品のみが対象となります。


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再録:「007/スカイフォール」とアストン・マーティンDB5



そしてDB5は伝説になった」。やっとこのひと言を口にすることが出来ます。とにもかくにもDB5を爆破された時の、火を噴き出さんばかりに怒りにたぎったボンドのあの表情。ここぞとばかりにロジャー・ディーキンスのキャメラがぐぐぐ~っと寄れば、トーマス・ニューマンのスコアも煽る煽る(笑)。いくらなんでもボンド怒り過ぎ!ダニエル・クレイグの芝居にもサム・メンデスの演出にも、あまりに力が入っているので何度観ても思わず笑ってしまいます。みんなDB5が大好きなんだな。この週末に「スカイフォール」を観て、まだまだ興奮状態が続いているという方も多いでしょう。というわけで、これまでアップしていたアストン・マーティンDB5関連のブログ記事を再編集してまとめて再録しておきます。

【2012年9月29日】


いろいろと思うところがあり、アストン・マーティンDB5の【ゴールドフィンガーver.】のジオラマを入手。これはイギリスでリリースされているUH Universal Hobbies/GE Fabbri社製「The James Bond Car Collection」のうちの一台です。1/43のスケールで100を超えるジオラマセットがラインナップされていますが、このアストン・マーティンDB5は“峠道バージョン”と呼ばれているモデルです。ボンドがゴールドフィンガーを追跡中に、フォードのムスタングに乗ったティリー・マスターソンとスイス・アルプスで出会うシーンが再現されています。



同じ“BMT216A”のナンバープレートを持つDB5が、「007/スカイフォール」にも登場しています。



映画のシーンに倣って、ジオラマの背景も「007/スカイフォール」ver.にチェンジ。



ボンドとMの目の前に広がる、荒涼とした風景。彼らが目指すのは……。

【2012年10月1日】

アストン・マーティンDB5の【ゴールドフィンガーver.】のジオラマを【スカイフォールver.】に変えてはみたものの、荒涼とした原野ではちょいと寂しいということに気づき、またまた組み合わせる風景を変更。



Aston Martin DB5 in 「007/SKYFALL」 ver.2。


しかしいずれにせよ、パッと明るい雰囲気にはなりません(笑)。



「007/スカイフォール」のトレーラーより。



疾走するDB5。ルーフパネルに見憶えがあるような無いような……。



1/43スケールのダイキャストミニカーだと細部のクオリティには限界はありますが、このモデルではビークルIDプレートが再現されているのがポイント。これよりも大きなスケールモデルになっても、デザインされていないケースがほとんどです。この“GBロゴ”があるのとないのとでは大違い。やっぱりボンドのアストン・マーティンはこうでなくっちゃ。



そして、DB5が辿り着いたのは……。

【2012年10月3日】

「007/スカイフォール」の国内版ポスターが解禁になったり、アデルが主題歌を歌うことがようやく正式に発表されたり、記念すべき10月5日の「ジェームズ・ボンドの日」を前にして次から次へとニュースが舞い込んでくる今日この頃。そんななかにあっても、いやそんななかだからこそ、ウチではやっぱりアストン・マーティンDB5。何故にそこまでDB5にこだわるのか。それはまだ“任務遂行上”の秘密。



既に公開されているインターナショナル版のTVスポット。思わず卒倒してしまいそうなカットが、どさくさに紛れて数フレーム挿入されていることにお気づきの方も多いのではないでしょうか。もうううかうかしていられません。



遂に Danbury Mint(ダンバリーミント)製のアストン・マーティンDB5を手に入れることにしました。

【2012年10月8日】



ダンバリーミント製の1/24スケールモデル、アストン・マーティンDB5が到着しました。


Aston Martin DB5のダイキャストカーのなかでも傑作として名高いのが、このダンバリーミント(Danbury Mint)の“James Bond 007”モデル。既に製造は中止、ヴィンテージ扱いになっています。解説書と証明書も同梱されていて、007のガンロゴのver.からすると、80年代の後半に販売されていたものだと思います。ディテールの造りこみと共に、映画で登場するギミックをあますところなく再現。革張り風に作られたリクライニング式のシートや絨毯敷きの床など、車中の内装にも手が掛けられています。


なによりボディのシルバー色と艶、質感が素晴らしい。ナンバープレートはもちろん“BMT・216A”。“BMT216A”ではなく、“・”(ミドル・ドット=中黒)まで入り、“BMT・216A”なのはさすが。プレートを回転させると、劇中と同じようにフランス・スイス用のナンバーに替えられます。リアトランクに“GB”ロゴはデザインされていませんが、ボンネットには“Superleggera”のエンブレムが入っているなど芸が細かい。


「007/ゴールドフィンガー」「007/サンダーボール作戦」でも登場していた防弾パネルやオイルを噴出するテールランプ、タイヤクラッシャーも搭載。もちろんリアシートはバネ仕掛けでルーフパネルから飛び出しますし、開閉が可能なガソリンの給油口、伸縮するアンテナ、トランクに収納されたスペアタイヤのほかにも、ドアの内側には電話を内蔵し、ドライバーズシートの下には組み立て式のライフルを収めた銃器格納庫を備えるなど、見えないところまで至れり尽くせりの仕様になっています。



思わず M もびっくり!「007/スカイフォール」でカムバックするアストン・マーティンDB5。



運転席のアームレストに仕込まれたコンソールも開閉式。シフトレバーやホーマーの追跡装置も再現されています。



サイドライトに隠されたマシンガン!このギミックが決め手です。



実は“GB”ロゴはプラモデル用のデカールを流用して貼り付けようと考えていたのですが、いくつかの模型店に問い合わせてみたところ、どうやら入手するのは難しいようです。店員の方の勧めで、転写シールにプリントアウトしたものを貼ってみるのも試みたのですが、プリンターの精度が低く、あえなく断念。あまりがちゃがちゃと遊んでいるとパーツを失くすか、壊してしまう自信は間違いなくありますので、おとなしく飾っておく方が良さそうです。

【2012年11月1日】



007シリーズ初登板となるトーマス・ニューマン。映画開始早々、一発目のミュージックエフェクトでいきなり物語のなかに引き込む力技の強さを見せてくれます。これはもう見事なまでにニューマンの作戦勝ち。もちろん、劇中にはアデルの♪「スカイフォール」をアレンジしたオーケストラver.もボンド映画の伝統に則って登場しています。



しかしなにより血沸き肉踊らされるのが、“アストン・マーティンDB5のテーマ”(←勝手に命名)。サントラ盤だとM22の♪「Breadcrumbs」は“ボクのアストン・マーティン”。劇中ではサントラ盤とはイントロが別編集になっていて、ファンには嬉しい“合せ技”で登場。ロンドンの映画館ではこのシーンで大歓声が湧き起るようです。そしてM26の♪「She's Mine」はさらに熱く“オレのアストン・マーティン!”。スクリーンのなかで燃えるボンドが如く、見ているコッチも思わず笑っちゃうくらいに燃える、トーマス・ニューマン入魂の一曲となっています。よくぞここまでDB5にスポットを当てた!「007/スカイフォール」、なにかとMやシルヴァが注目を浴びているんですが、やっぱり断然!DB5です。




半世紀を経て、見事にスクリーンで有終の美を飾ったアストン・マーティンDB5。でも、何食わぬ顔で新作にひょっこり登場したりするのもこれまた007クオリティ。で、「カジノ・ロワイヤル」で手に入れたDB5の行方は?(笑)。

「007/スカイフォール」はIMAXシアターで!



「007/スカイフォール」劇場公開初日は、今日が初めてとなるIMAXシアター版からのスタート。


都営大江戸線の豊島園駅を上がったところにある「ユナイテッド・シネマとしまえん」です。


先着100名にプレゼントされるIMAX限定版のポスターを手に入れたかったので、10:00の開映にもかかわらず、朝の8:30には劇場にチェックイン。もうほとんど10代のころと行動パターンが変わっていません(笑)。しかし007ファンたるもの、いくつになってもこういったバイタリティは失ってはいけませんね。きょうは日本語吹替&IMAX版ではなく、先に字幕版を選びました。お目当てだったポスターも無事にゲット。


「ユナイテッド・シネマとしまえん」のIMAXシアターである8番スクリーンは、ウィンブルシート(ボディソニック)対応がセールスポイントのひとつ。プラス200円でコインと交換して、自席のコインBOXに入れるとOK。上映中も自由にON/OFFが出来ますので、サウンドデザインが派手なアクションシーンにONして使うとより効果的です。


このスクリーン8はIMAX対応のカーヴドスクリーンのみならず、サウンドシステムがとにかく優秀。観客席も館内の床の傾斜が適度でとても見易い。結論から言うと、ここのところ「スカイフォール」を観ていたソニー・ピクチャーズの4K対応の試写室、完成披露試写会やジャパンプレミアが開催されたTOHOシネマズ日劇よりも段違いに迫力があっていい!です。特にDCP(デジタル・シネマ・パッケージ)の場合は、DLPプロジェクターを2台使うIMAXの映写方式の方が高いコントラストがキープされてシャープで鮮明、相性はいいんじゃないかと思う。絵も音も申し分なし!というわけで「スカイフォール」はちょっと足を延ばしてでもIMAXシアターでの鑑賞がお薦めです。もちろん日本語吹替版も追ってIMAXで観る予定ですが、クオリティチェックも兼ねて違う劇場を選ぼうと考えています。
シネスコ

館主:酒井俊之

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