JVC DLA-X9

SONY VPL-VW85からリプレイスするプロジェクターはこのモデルです。



VW85の後継機 VW90ではなく、JVC。DLA-X9です。導入の決め手となったのは、現行機のトップエンドモデル DLA-X95Rに迫る 100,000:1を叩き出す強烈なネイティブコントラスト。映画館でのフイルム上映を彷彿とさせるその実力、2K機としての完成度の高さはこれまでHiVi視聴室などでもたびたび体験していましたが、さすがに(価格的には)なかなか手が出せなくて歯がゆい思いをしていました。これで“周回遅れ”をちょっとばかし取り返します。(つづく)

プロジェクター リプレイス 計画

アナモフィック&シネスコ計画と共に導入したプロジェクター、SONY VPL-VW85。



当初はインストールそのものが成功するかどうかがまったくの未知数でしたので、以前使っていたVPL-VW50以上、最新モデル未満の“安全策”としてチョイスしたのがこのVPL-VW85です。ソニーのSXRDパネルを搭載した機種としては2台目。使いこなしのコツも自分なりに心得ているし、絵のトーンにも馴染みがある。昨年末のスクリーンのサイズアップ計画もうまくいきましたので、ならばVW85も次のステップへ…。ここのところあれやこれやとプランを練りつつ、良きタイミングを探っていたのですが、思い切ってプロジェクターもグレードアップしようと思います。



とはいっても今のタイミングで最新の4Kプロジェクターを、ということはまったく考えてはおらず、ウチではまだまだアナモフィックレンズを使った上映がメイン。プロジェクターを替えてみることでその世界をもっと探りたいし、楽しみたい。4K対応機の完成度や価格がこなれてくるまでにはたっぷり時間はある。というわけで候補機種も“少々長く付き合えて取り組み甲斐のあるモデル”(しかも値頃感のある型落ち機!)からのチョイスということになりました。もうすでに次機種は決まり、到着を待っているところです。アナモフィックレンズのセッティング方法も、これでまた一から見直さなければなりません。プロジェクター リプレイス計画、始動します。(つづく)


【アナモフィックレンズ Panasonic AG-LA7200 Sekaimon オークション状況】

「エヴリシング・オア・ナッシング」 PAL盤 DVD

昨秋の第25回東京国際映画祭で特別招待作品として上映された「エヴリシング・オア・ナッシング」。



「エヴリシング・オア・ナッシング:知られざる007誕生の物語」

全世界で愛されている映画史上最長シリーズ作品、007シリーズの知られざる舞台裏をスリリングに描く。ひとつの夢にかけた3人の男達――007シリーズのプロデューサー、アルバート・R.ブロッコリとハリー・サルツマン、そして原作者のイアン・フレミング。1962年から50年間続く、映画史上最長のシリーズ作品の製作にまつわる人間たちのスリリングなドラマが印象的に語られる。007シリーズ関係者やイオン・プロダクションに貯蔵されている、未だかつて世の中に出たことのないアーカイブ映像もふんだんに交えながら、これまで決して語られなかった007製作秘話が明かされる。


映画祭ではTOHOシネマズ六本木ヒルズのスクリーン6での一回限りの上映。国内ではおそらく200名足らずの007ファンしか見ることが出来なかった作品ですが、随所に笑いあり涙あり、しっかりと浪花節の世界になっていて、なかなかに泣かせる内容になっています。この「エヴリシング・オア・ナッシング:知られざる007誕生の物語」のDVDが週明けの28日、日米に先駆けてイギリスでリリース開始。本来ならハイビジョンでの放送か、国内版ブルーレイディスクのリリースを待ちたいところですが、ウチでは久々にPAL盤を取り寄せることになります。



“いちかばちか”を意味する、“エヴリシング・オア・ナッシング”=“Everything Or Nothing”=“EON”。BD/DVDに収録されている特典映像のインタビューのなかでは、ブロッコリ自身はその説は否定していたというエピソードをマイケル・G・ウィルソンが紹介していましたが、この「エヴリシング・オア・ナッシング:知られざる007誕生の物語」には、バーバラ・ブロッコリがあらためて“Everything Or Nothing”=“EON”説を肯定する重要な証言が盛り込まれています。また、先日のブログでも触れましたが「サンダーボール作戦」から始まる、ブロッコリ家の「打倒!ケヴィン・マクローリー物語」もケッサクです。



本編のオープニングにも登場する、歴代6人ボンドの“みんなで一緒にガンバレル”は鳥肌モノ。

初登場 SHURE M44G



おおよそ1年を目途にして交換しているレコード針。これまでSHUREのM44-7をメインに使っていましたが、今回は試しにM44-Gを選んでみました。M44Gはシュア製のカートリッジの中でも定番中の定番、テクニクスのレコードプレーヤー SL1200とも組み合わせられることが多いモデルです。



オーディオファンよりも、DJユースやカジュアルな感覚で普段からレコードを楽しみたいという音楽ファンに人気のあるロングセラーモデル。“CLUB/PARTY”用と謳われていますが、確かにM44-7と較べると中高域の情報が前に出て軽快なトーン(軽いというわけではなく)になる。ポップスやフュージョン系、邦楽だとニューミュージックや歌謡曲と合わせると楽しいし、なんだかテンポも速くなったように聴こえる。これはなかなかイケそうかも。

SHURE(シュアー) カートリッジ M44GSHURE(シュアー) カートリッジ M44G

SHURE

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というわけで最近手に入れた映画音楽系のレコードから。



「ザ・ディープ」(1977)音楽:ジョン・バリー


映画もなんだかイマイチな出来で、ジョン・バリーの代表作と言うわけでもありませんが、テーマ曲は70年代後期のディスコブームを受け、なかなかノリの良いナンバーに仕上がっています。バリーの作品だと、同時期の「ムーンレイカー」のエンディングテーマのような雰囲気。ドナ・サマーのヴォーカルver.も収録されていますが、やはりインスト版の方がクセになります。「ジョーズ」と同じくピーター・ベンチリー原作の海洋アドベンチャー作を意識したのか、レコード盤もブルーのカラーレコード仕様です。



「ブルーサンダー」(1983)音楽:アーサー・B・ルービンシュタイン


ディスコブームも去り、80年代の初頭になると映画音楽にもシンセサイザーをフィーチャーした作品が多くなってきますが、この「ブルーサンダー」もそのうちの一本。下北沢の中古レコードショップ「イエロー・ポップ」にいつまでたっても売れずに残っているのがなんだか不憫になり、ついつい買ってしまいました。アレンジを施されてたびたび登場する♪「ブルーサンダーのテーマ」が抜群にいい。



「征服者(Conquistador)」(1977) メイナード・ファーガソン


このアルバムはサントラ盤ではありませんが、数々の映画音楽のカヴァーで知られるメイナード・ファーガソンのレコードです。メインはA面の1曲目の「Gonna Fly Now」こと♪「ロッキーのテーマ」ですが、それよりも日本では3曲目の♪「スター・トレックのテーマ」の方が人気が高いのではないしょうか。御存知の方はご存知、日本テレビの「アメリカ横断ウルトラクイズ」のテーマとして番組の中で頻繁に流れていたのがこのナンバーです。



知力・体力・時の運。 ニューヨークへ行きたいかぁぁぁぁあっ!

征服者~ロッキーのテーマ(紙ジャケット仕様)征服者~ロッキーのテーマ(紙ジャケット仕様)
(2012/10/10)
メイナード・ファーガソン

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NEVER SAY NEVER “ネバーセイ・ネバーアゲイン”

ブルーレイ盤が出る!というニュースを聞いて なんだか急にもう一度観てみたくなった「ネバーセイ・ネバーアゲイン」。これまでハイビジョン放送ではWOWOWの字幕版と吹替版、スターチャンネルの字幕版がオンエアされていました。本日の“リバイバル上映”はWOWOWの吹替版。WOWOWの吹替版とは言っても、オンエアのために収録されたわけではなく、もともとはパッケージソフト用にと用意されていた“幻の2006年新録版”です。



ガンバレルはNG、ガンロゴもNG。ならばということで、数で勝負のオープニング。



製作総指揮はEONプロの宿敵、ケヴィン・マクローリー。ところがこのオッサンのプロデュースセンスがなかなかいい。キャスティングも巧いし、ラニ・ホールの主題歌もキャッチ―でセクシー。♪「ジェームズ・ボンドのテーマ」がどこにも流れないのは致し方ないとしても、かつての本家シリーズを彷彿とさせる雰囲気がそこかしこにある。「サンダーボール作戦」がとりわけ好きなのも、意外と“マクローリー=マナー”に惹かれるからかも知れません。



40代半ばで現役の諜報部員であることに疑問と限界を感じるクレイグ=ボンドに比べ、コネリー=ボンドときたら…。しかし、本家シリーズではそれまで見て見ぬふりをしていた“ジェームズ・ボンドの加齢”を「スカイフォール」の30年前に「ネバーセイ・ネバーアゲイン」は既に採り入れていました。



ボンドガール@ドミノはキム・ベイシンガー。劇場公開時のポスター表記では“ベイシンジャー”。



マネーペニー、M、Qなどのレギュラーメンバーも勢揃い。Q課などは予算削減の煽りを受けて大変なようです。



正々堂々とスペクターもエルンスト・スタヴロ・ブロフェルドも登場します。ファティマ役はバーバラ・カレラ。



いつの間にか本家シリーズが失ってしまっていた“ちょっと際どいオトナの007”風味。



大きな見せ場のひとつ、バイクアクションはどう見てもコネリー=ボンドが乗っているようには見えない。



“番外編”扱いとなっているこの作品も、今となっては充分に往年のボンド映画っぽいテイストで、むしろクレイグ=ボンドシリーズの方が“番外編”だというような気もしなくもない。あらためて観てみると、劇場公開時とは違った視点で楽しめるかもしれません。また、EONプロの“打倒!宿敵ケヴィン・マクローリー物語”は、もうすぐ英国でDVDがリリースされる007シリーズのドキュメンタリー映画「EVERYTHING OR NOTHING」でたっぷりと描かれています。

ネバーセイ・ネバーアゲイン [Blu-ray]ネバーセイ・ネバーアゲイン [Blu-ray]
(2013/04/03)
ショーン・コネリー、キム・ベイシンガー 他

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ブルーレイ盤に収録される日本語吹替音声は、個人的には「ゴールデン洋画劇場」「日曜洋画劇場」のTV放映版がお薦め。ジェームズ・ボンド@若山弦蔵は“鉄板”としても、007シリーズに縁のある吹替陣がずらり。ドミノ@田島令子は「女王陛下の007」のトレーシー、ファティマ@鈴木弘子は「ロシアより愛をこめて」のタチアナ、ラルゴ(クラウス・マリア・ブランダウワー)@内海賢二は言わずもがな、007吹替の名物俳優。サブキャラクターにもブロフェルド@中村正、フェリックス・ライター@田中信夫、M@羽佐間道夫、Q@石森達幸(本家シリーズではM役もこなしている!)などなど吹替界の名だたる人気メンバーが勢揃い。“NEVER SAY NEVER 番外編”。侮るなかれ、です。

速報!「ネバーセイ・ネバーアゲイン」が遂に登場

情報告知解禁日を迎えましたので 速報!でお伝えしておきましょう。



日本国内では未発売のままだった「ネバーセイ・ネバーアゲイン」のブルーレイディスクがいよいよリリースとなります。1983年の劇場公開からちょうど30年。“30th ANNIVERSARY EDITION”として、007ファン&吹替ファンが長らく待ち望んでいた日本語吹替音声が遂に初収録されます。もちろんコネリー=ボンド役は“真打ち”の若山弦蔵さん。



しかも、かつて「ゴールデン洋画劇場」「日曜洋画劇場」で放映された“TV放送版”と、WOWOWでオンエアされた“2006年新録版”の2種類の吹替音声トラックを収録。“TV放送版”のカットされたパートについては字幕スーパーでの処理、“2006年新録版”は全編ノーカットです。さらにオリジナルのTV放送版は DTS-HDマスター・オーディオ 1.0chのロスレス収録。さすが気合いが入っていますね♪ 発売予定は4月3日。春先の愉しみがまたひとつ増えました。

ネバーセイネバーアゲイン ブルーレイ
ネバーセイ・ネバーアゲイン

※以下 2009年2月4日 北米盤BDがリリースされることになった際の記事の再録です

祝!ブルーレイディスク化ということで、本日の“エイガのガラクタ”は「ネバーセイ・ネバーアゲイン」のオリジナル・サントラ盤。これは1995年に“SILVA SCREEN RECORDS”からリリースされたCD版です。音楽を担当しているのはミッシェル・ルグラン御大。


この作品はご存じのようにイオン・プロダクション製ではありませんので、いわゆる“番外編”扱い。よって♪「ジェームズ・ボンドのテーマ」が登場しなかったり、プロモーションにはお馴染みの“ガン・ロゴ”が使われてはいないものの(その代わりと言っちゃあなんですが「スペクター」「エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド」は登場します)しかし“本家版”であるはずの「007/慰めの報酬」あたりを観ていると、この作品なんかは充分に往年のボンド映画っぽいテイストに仕上がっているんだよなぁと、実はこれまでの評価が(良い意味で)揺らいでいたりなんかしている今日この頃なのです。


劇場公開時にリリースされていたレコード版には収められていなかった楽曲も収録。オープナーのM1♪「Bond Back In Action」もそのうちの一曲ですが、しかしこのナンバーも結局は本編では登場していません。(どういう経緯なのか「トゥルー・ライズ」のトレーラーに使われていました)

Never Say Never AgainNever Say Never Again
(1995/04/04)
Michel Legrand

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しかしなんと言ってもこのアルバムの聴きどころは、ラニ・ホールの歌う主題歌の♪「ネバーセイ・ネバーアゲイン」でしょう。この曲のプロデュースは、彼女の夫君のハーブ・アルパートとセルジオ・メンデス。80年代初期の作品らしく、オカズもたっぷりのゴージャスなアレンジが堪りません。ハーブ・アルパートはこれまた奇しくも“番外編”の「カジノロワイヤル」と同様にトランペットでも参加、“本家シリーズ”に負けず劣らずの名曲に仕上がっています。“なんだか最近の007シリーズの主題歌はイマイチだなぁ”とお感じの方には是非オススメしたい、ウチでは今でもヘビロ度の高い一曲です。


「エアポート'75」オリジナルサントラ盤

“勝手に!シネスコ上映”でご紹介した「エアポート'75」のオリジナルサントラ盤のレコードです。



WOWOWでオンエアをチェックしてすぐに中古レコードを探しに探し回ったところ、ネットショップで発見。国内版なのですが、残念ながらジャケ帯はなし。ジャケットのコンディションもそれほど良いわけではない代わりに、たったの500円也。店頭でも今まで目にしたことはありませんので、CD版同様に中古市場ではあまり出回ってはいないのではないかと思います。音楽はジョン・カカヴァス。裏ジャケの解説によると「新ドラキュラ 悪魔の儀式」(1973)がデビュー作だが「エアポート'75」で広く映画ファンに知られるようになった、とのこと。


どこかリリカルさを漂わせるテーマ曲はA面1曲目の♪「メインタイトル」よりも、B面1曲目の♪「エアポート'75のテーマ」の方がキャッチーなアレンジ。かつてはFM放送の映画音楽番組でも頻繁に取り上げられていたのかもしれませんね。なかには、♪「ハウ・インセンティブ」や♪「男と女」をラウンジ風にアレンジ、おそらく劇中のBGM用にレコーディングされたナンバーも収録しています。もしどこかで見かけるようなことがあれば即ゲット!をお薦めします。



“勝手に!シネスコ上映”での併映作品「大地震」のサントラレコードと記念撮影。この頃のユニバーサル作品は「大地震」も含め、4ch収録盤のレコードも併せてリリースされることもありましたので、「エアポート'75」にもサラウンド版が存在しているのかもしれません。(ひたすらサントラを楽しむのなら通常のステレオ版で十分です)



こちらはシリーズの前作にあたる「大空港」。音楽を担当していたのは、本作が遺作の巨匠アルフレッド・ニューマン。オスカー候補にもなっている、ご存知「007/スカイフォール」のトーマス・ニューマンのお父さんです。彼が'72に他界していたため、その後継者として当時カカヴァスは注目を浴びたようです。この作品で高い評価を受けることになり、カカヴァスは続く「エアポート'77」でも起用されています。映画の出来はちょいイマイチだったかな(笑)。

大空港 [Blu-ray]大空港 [Blu-ray]
(2012/08/22)
バート・ランカスター、ディーン・マーティン 他

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勝手に!シネスコ上映 -「エアポート'75」&「大地震」篇-

“勝手にシネスコ上映”の次のテーマはエアチェック作品です。もともとシネスコの画角で製作された映画でも、エアチェックをした洋画となると必ず日本語字幕が入ります。映像は画面のセンターに配置され、上下には帯状の黒味が有り、字幕は下位置に入る。映画がシネスコでも画面自体は16:9のハイビジョンサイズ、のパターンです。こういう映画の場合もウチでは、またまた勝手にアスペクト比を変えて上映することもあります。2本、取り上げてみます。未BD化で、なおかついつになったらリリースされるのかわからない「エアポート'75」(1974)と「大地震」(1974)です。70年代のパニック映画史を飾るこの2作品、なんと同じタイミングでのロードショー公開でした。



「エアポート'75」はWOWOWでのエアチェック。アナモフィックレンズを装着したままで、プロジェクターのレンズモードはノーマル、16:9のアスペクト比で映しています。画像では判り辛いのですが、上下には黒帯が入っています。画面は小さくなってしまうものの、本来シネスコスクリーンの場合はこれが“正しく素直な”映写方法です。



そしてこちらは“勝手にシネスコ(字幕あり)版”です。


■マウスオフ:エアチェックシネスコ版(PJのレンズモードはノーマル)
■マウスオン:勝手にシネスコ版(PJのレンズモードはフル)


こういったケースの場合は、上側の黒帯を押し出すような位置まで映像を上に移動し、なおかつ画面全体を若干小さくして上映する方法もあります。手間がかかって面倒ですが、これだと画面のアスペクト比も変わらず、しかも映像が欠けない範囲で映写サイズも極力大きく設定できるわけです。しかし同時に、スクリーン左右の部分が無駄になってしまうところが悩ましい。



ウチの“勝手にシネスコ(字幕あり)版”では字幕が入った状態で、スクリーン全部分を使って映写します。プロジェクターのレンズモードはいつもの“アナモフィックズーム”ではなく“フル”。主に映像の最上辺と字幕の下部を削り、同時にDVDO EDGE GREENのストレッチ機能を併用しながら絵を纏めています。この方法だと字幕のフォントが小さければ映像を削るのも少なくて済むのですが、残念ながら「エアポート'75」はWOWOWのオンエア作品のなかでも比較的大きめになっています。



字幕が2段組みの場合。一行は画面内、一行は黒帯の中に定位。



オリジナルのアスペクトを多少なりとも改変しているわけですが、著しく“不都合”なカットはありません。



やっぱり往年のパニック映画の大きな見せ場はスクリーンをフルに使って観たい。



「エアポート'75」は前作の「大空港」よりもエンターテイメント色の濃い、シリーズの2作目。続く「エアポート'77/バミューダからの脱出」も面白いんですが、「'75」は特にジョン・カカヴァスの音楽が良いのでついつい何度も観てしまう作品です。ブルーレイディスクがリリースされれば日本語字幕も画面内定位。勝手にアスペクト比を変えてまで上映するなんて苦労をしなくて済むんですけれども…。


■マウスオフ:勝手にシネスコ版(PJのレンズモードはフル)
■マウスオン:エアチェックシネスコ版(PJのレンズモードはノーマル)


「大地震」はスターチャンネルHVでエアチェックしたプログラム。なかなかWOWOWではオンエアしませんね。



字幕のフォントは多少、「エアポート'75」よりも小さい。



「エアポート'75]と同じく、チャールトン・ヘストンとジョージ・ケネディの競演。やはり字幕が2段組みの場合は一行は画面内、一行は黒帯の中に定位するフォーマットです。



この作品も、OS劇場のシネラマスクリーンで観た忘れられない一本。ユニバーサル映画独自の“センサラウンド方式”で上映され、映画館内の壁伝いにウーファーを入れたユニットが床にずらっと並んでいたのを今でもよく憶えています。シネラマとセンサラウンド。もはや映画史上最強の組み合わせと言っても過言ではないでしょう。



とはいえ、あまり全編を通して観ることはありません。映画のオープニング、ボリュウムのあるタイトルワークとジョン・ウィリアムズのメインテーマでおなかがいっぱいになります(笑)。「大地震」も「エアポート'75」も、どちらもユニバーサル映画の作品。年内の同時リリースを是非実現させてほしいところです。(ムリかなぁ)

エアポート’75エアポート’75
(1995/12/06)
サントラ

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昨年、WOWOWでオンエアされてからすぐに中古レコードのサントラ盤を手に入れましたが、CD版はどえらいプレミア価格!になっていてビックリ。70年代風味たっぷりのメインテーマをはじめとして、なかなかの名盤に仕上がっていますので追ってブログでもご紹介したいと思います。ちなみにネットショップで見つけたレコード版は帯なしで500円也、でした。

無理矢理!シネスコ上映 - 「西部開拓史」篇 -

「これがシネラマだ」のディスクで味をしめた“無理矢理シネスコ”上映。



ならばというわけで、本命の「西部開拓史」(1962)でもトライしてみました。


2枚組の仕様で【ディスク2】にスマイルボックスver.を収録。シネラマ画面を構成する3本のフイルムをそれぞれ2Kクオリティでスキャン、合わせて6K解像度を謳い、VC-1フォーマットとは思えない超美麗映像に仕上がっています。



まずは通常のフォーマット、16:9の画面サイズで映写。(レンズモードはノーマル)



次にレンズモードをアナモフィックズームに切り替えてみます。「これがシネラマだ」と同様に、画面の中央部には凹みが残ります。わずかですが「西部開拓史」の方が“スマイル”の湾曲は強くなっているようです。



プロセッサーのDVDO EDGE GREENのVストレッチ機能を使って、凹みが見えなくなるまで縦方向に映像を伸ばします。やはり「これがシネラマだ」のスマイルボックスver.と同じく、“疑似シネラマスクリーン”よりも物理的に横長で大きなサイズになる方が迫力は増します。他のアプローチとしては、左右の映像も少しばかり切れてしまいますが、画面全体をズームアップして縦横のアスペクト比はそのままで凹みを隠すという方法もありますね。


■マウスオフ:スマイルボックス上映(PJのレンズモードはノーマル)
■マウスオン:無理矢理シネスコ上映(PJのレンズモードはアナモフィックズーム)


■マウスオフ:スマイルボックス上映(PJのレンズモードはノーマル)
■マウスオン:無理矢理シネスコ上映(PJのレンズモードはアナモフィックズーム)


■マウスオフ:スマイルボックス上映(PJのレンズモードはノーマル)
■マウスオン:無理矢理シネスコ上映(PJのレンズモードはアナモフィックズーム)

シネラマ作品はもともとカーブドスクリーンでの上映を前提として製作されていますので、スクリーンの湾曲度に違いこそあれ、アナモフィックレンズを使ったホームシネマサイズのカーブドスクリーン上映との相性もきっと良いのでしょう。さて、「これがシネラマだ」には未収録ですが、「西部開拓史」のディスクにはオリジナルアスペクト(2.89:1)のシネラマver.が【ディスク1】に収録されていますので、同じ条件で映してみましょう。まずは16:9上映のノーマルモードだと…。



長っ!さすがはシネラマ。そしてさらにアナモフィックズームにレンズモードを切り替えると…。



凄っ!この状態だとスクリーンの上下にはまだ少々余裕があるのですが、ここまでくるともはやVストレッチ機能を使って“無理矢理シネスコ”にする必要はありません。ただただオリジナルアスペクトに忠実なシネラマ画面に浸ればよいですね。


■マウスオフ:オリジナル シネラマアスペクト(PJのレンズモードはアナモフィックズーム)
■マウスオン:オリジナル シネラマアスペクト(PJのレンズモードはノーマル)

シネラマ作品はこの「西部開拓史」や「THIS IS CINERAMA(これがシネラマだ)」の他にも「Windjammer(大西洋2万哩)」 (1958) が北米ではディスク化されていますが、この作品もスマイルボックスver.のみの収録となっています。往年のシネラマ映画館のスクリーンを再現するという意味ではスマイルボックスver.はとても面白い試みですが、しかしせっかくのシネラマ。オリジナルver.も併せて見せて欲しいところではあります。とにもかくにも映画の迫力を生むのは“横長なのだ!”とあらためて再確認した無理矢理シネスコ上映。右へ左へとスクリーン上で目が動く。この醍醐味は、劇場によく足を運ぶホームシネマ派の方こそ よく御存知なのではないでしょうか。

西部開拓史 [Blu-ray]西部開拓史 [Blu-ray]
(2008/10/08)
ジョン・ウェイン、イーライ・ウォラック 他

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「007/TV放送吹替版DVDボックス 第二期」リリース!



「007 TV放送吹替初収録特別版DVD-BOX【第二期】」の発売が始まりました。



【第二期】に収録されるのは「ダイヤモンドは永遠に」から「ムーンレイカー」までの5作品。



ベースとなっているのはお馴染み、Empire Designチームの手によるジャケットデザインです。COOL!



特製ブックレットも同梱。キャスティングリストの他、インタビューに登場するのはディレクターの小山悟さん。



ロジャー・ムーア=ボンドの、そして007シリーズを代表する超人気作「私を愛したスパイ」。【第二期】BOXのメダマ作品です。ボンドの吹き替えはもちろん広川太一郎さん。ノリにノッた広川=ボンド節がたっぷりと楽しめます。また、プレタイトルアクションでユニオンジャック柄のパラシュートが開いた瞬間に鳴り響く♪「ジェームズ・ボンドのテーマ」も、旧トラックver.の方が力強いミックスになっていますので要チェック。映画館での興奮が甦ります。



同じTBSでのオンエアでも「月曜ロードショー」版と「ザ・ロードショー」版、2種類の吹替えを収録。



ディスクレーベルは【第一期】のデザインを踏襲。DVDの容量でも出来る限り映像のクオリティも高めたいという意図で、音声の収録フォーマットには【第一期】に引き続き、すべてドルビー・デジタルを採用しています。

007 TV放送吹替初収録特別版 DVD-BOX【第二期】007 TV放送吹替初収録特別版
DVD-BOX 【第二期】

(2013/01/09)
ロジャー・ムーア ショーン・コネリー

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【第一期】のDVDシリーズをご覧になった方は、記憶していた以上の音のクオリティに驚かれるようです。特筆すべきは息遣いまで感じ取れるほどの声の生々しさ。そしてサウンドエフェクトの情報量の多さ。これまで体験することが出来なかった大きなポイントです。また、当時はTVでのオンエアだけを意識したミックスになっていますので、とりわけセリフの立ち方などは現在の吹替版とは大きく異なります。モノラルトラックならではの密度の高いサウンドを堪能してみて下さい。



【第二期】のリリースで揃ったのが11本。ちょうどシリーズの半分です。現在は3月にリリース予定の【第三期】BOXを絶賛制作中。まだまだ道のりは長い。次はいよいよティモシー・ダルトン=ボンド@小川真司さんの日本語吹き替え音声が登場します。乞うご期待!

007 TV放送吹替初収録特別版DVD-BOX(第三期)007 TV放送吹替初収録特別版DVD-BOX(第三期)
(2013/03/13)
ティモシー・ダルトン

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DVD-BOX【第一期】から【第四期】の全ボックスをご購入
封入のハガキでご応募頂いたお客様全員にファン垂涎の貴重な007アイテムをもれなくプレゼント!

★「ハッピー・アニバーサリー 007」日本語吹替版DVD
1987年/監督:メル・スチュアート/ホスト:ロジャー・ムーア=声:広川太一郎
「007/リビング・デイライツ」公開直前にTVでオンエアされた25周年記念番組の貴重なTV放送吹替版DVD!

★ TV放送吹替台本レプリカ
全22作品のうちランダムにいずれか一冊をプレゼント (※「007/慰めの報酬」は予定)

★ 007シリーズ日本版アートワーク特製リーフレット

※プレゼント内容は予定です。予告無く変更となる場合がございます。
※この全巻購入者・応募プレゼント企画はBOX商品のみが対象となります。


「THIS IS CINERAMA -これがシネラマだ- 」



いつの間にかリリースされていた!北米盤のブルーレイディスク「THIS IS CINERAMA」(1952)こと「これがシネラマだ」。初めてシネラマ方式で製作・上映された記念すべき第一作目です。2012年のシネラマ60周年のタイミングでディスク化されていたようですが、「西部開拓史」と同様に、シネラマのスクリーンを再現した“スマイルボックス”ver.も収録されているとあって慌てて入手しました。国内盤は未発売。


本編をブルーレイディスク、特典映像をDVDに収めた2枚組。DVDはリージョンフリー仕様になっていますので、国内メーカーのプレーヤーでも再生が可能です。ただし、両ディスクとも日本語字幕は収録されていません。



さっそく本編をチェック。なんと!CGで再現されたシネラマ映画館が冒頭に登場するという凝った演出で始まります。ブルーに統一されたデザインで、スクリーンは青い緞帳に覆われています。(大阪のOS劇場は赤い内装でした)



オープニングはシネラマの生みの親、ローウェル・トーマスが語る映画の歴史。スクリーンも中央だけ(シネラマフォーマットを構成する3本の35mmフイルムのうちの1本分)しか使っていませんが、「Ladies and gentlemen!This is CINERAMA!」の彼の掛け声で左右2本のフイルムの映写が始まり、緞帳がゆっくりと広がっていきます。



ようやく全貌を現すシネラマスクリーン。このワクワク感!ジェットコースターの出発と共に本編のスタートです。



大きく湾曲したシネラマスクリーンを再現した“スマイルボックス”ver.。本編は初見となりますが、これといったストーリー性はなく、シネラマのデモンストレーション映像のオンパレード、といった内容になっています。ディスクのクオリティとしては、レストアに手が掛けられているのはよくわかるものの、残念ながら「西部開拓史」にはまったく及ばないなぁ、というのが率直な感想です。3本のフイルムの繋ぎ目も目立ちやすい。また、ノーマルのシネラマver.(2.59:1)は収められておらず、スマイルボックスver.のみの収録となっています。


特典映像集には「これがシネラマだ」のレストアプロセスのドキュメンタリーやトレーラーなどを収録。


「これがシネラマだ」の作品解説、シネラマについてのエピソードが充実したブックレットも同梱。

This Is Cinerama [Blu-ray] [Import]This Is Cinerama [Blu-ray] [Import]
(2012/09/25)
This Is Cinerama (1952)

このディスクの詳細を見る

現在のIMAXに続く巨大カーブドスクリーンの歴史を知っておくという意味でも、一度は観ておきたい作品です。



さて、このディスク。スマイルボックスver.はご覧のように16:9の画角を使って作られています。この時の映写方法としては、アナモフィックレンズを装着したままで、プロジェクターのレンズモードはノーマルモードで対応しています。ところがやはり、シネスコスクリーンのなかに映写をすると画面が小さくなり、いささか迫力に欠けてしまいます。ではここで、アナモフィックズームモードに切り替えて、左右一杯に絵を広げてみるとどうなるか。



画面の四隅近辺が多少欠けてはいますが、映像の迫力の差は一目瞭然でしょう。ただ、このままだとスマイルボックスver.の名残りがスクリーン中央部分の上下に残っていて、絵が少しだけ凹んでいます。



そこで、BDプレーヤーのOPPO BDP-95とプロジェクターのSONY VPL-VW85ESの間に経由させているプロセッサー、DVDO EDGE GREEN のVストレッチ機能を使って、凹んだ部分が見えなくなるまでちょっとだけ絵を縦方向に引き延ばしてみます。OS劇場でかつて体験した“勝手にシネラマ”とはまったく逆のアプローチ、“無理矢理シネスコ”です。上の画像をマウスオフ:無理矢理シネスコ上映(PJのレンズモードはアナモフィックズーム)マウスオン:スマイルボックス上映(PJのレンズモードはノーマル)で見較べてみて下さい。


■マウスオフ:無理矢理シネスコ上映(PJのレンズモードはアナモフィックズーム)
■マウスオン:スマイルボックス上映(PJのレンズモードはノーマル)



■マウスオフ:無理矢理シネスコ上映(PJのレンズモードはアナモフィックズーム)
■マウスオン:スマイルボックス上映(PJのレンズモードはノーマル)


これはなかなかイケる!というわけで次は「西部開拓史」でトライしてみましょう。(つづく)

西部開拓史 [Blu-ray]西部開拓史 [Blu-ray]
(2008/10/08)
ジョン・ウェイン、イーライ・ウォラック 他

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「女優 若尾文子」



このお正月に読み耽っているのがキネマ旬報社刊の「女優 若尾文子」。1月1日に追加発売された“オリジナルしおり特典付”の限定版を手に入れましたが、これは通常版でもまったく差支えないと思います。カバー表紙に使われているのは、吉村公三郎監督の「越前竹人形」(1963)のスチル。


“初の公式本”の名にふさわしく、映画の全出演作リストをはじめ、TVや舞台などのデータも網羅。これまで出演した映画は全160作(!)に及ぶというのだから凄い。さすがにすべての作品を観るというのは難しいかもしれませんが、本書のなかで若尾さんご自身が自薦する11本、そして編集部が「傑作選」として挙げている90本近い作品は是非観ておきたい。BS日本映画専門チャンネルやNHK BSプレミアムなどでオンエアされる際の資料としても重宝します。名だたる監督たちによる作品やこれまでの日本映画史を、若尾文子という女優を軸に紐解いていくのも面白いと思います。



大映を中心とした各出演作品のスチル写真も余すことなく収録し、豪華版パンフといった趣。この妖艶な表情は、若尾文子自薦作としても挙げられている川島雄三監督の「雁の寺」(1962)。なんだかすんごくエロっぽい作品のような印象を受けますが、拍子抜けするくらい真面目な作風です。



というわけで 2013年の“若尾文子初め”は、BS日本映画専門チャンネルで3日にオンエアされた山本薩夫監督の「氷点」。増村保造監督の「刺青」と同じく1966年の作品です。ちょっとその後に続くドロドロの“大映ドラマ”みたいだし、さすがに若尾さんの自薦作からも漏れている(笑)。でも、ちゃんとディスクに残してライブラリー入り。若尾文子の出演作、今年ははたして何本観れる&録れるのだろう。各映画チャンネルでもぜひ!力を入れて特集を組んで欲しい。

女優 若尾文子女優 若尾文子
キネマ旬報社(2012/11/30)

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ボンドが日本語を喋っちゃったりなんかして!

正月ボケですっかり新聞広告の掲載日を忘れていました(汗)。



昨日、元旦の朝日新聞です。モノホンの新聞を入手し損ねていましたので、校正作業中のPDFデータ画像をアップしておきます。「007 TV放送吹替初収録特別版DVD-BOX 【第二期】」。このボックスはロジャー・ムーア@広川太一郎さんの吹き替え作品がメインとなりますので「ボンドが日本語を喋っちゃったりなんかして!」というコピーもさることながら、ドーン!とあしらったガンロゴにもぜひ注目していただきたいと思います。ムーア=ボンド時代の劇場公開版のガンロゴといえば、やはりこのver.は外せません。日本国内でしか使われていない貴重なデザイン。「007/私を愛したスパイ」のスチルともども、いかにも往年のお正月映画っぽいでしょう。カーリー・サイモンのタイトルソングが聴こえてきちゃったりなんかして。

007 TV放送吹替初収録特別版 DVD-BOX【第二期】007 TV放送吹替初収録特別版
DVD-BOX 【第二期】

(2013/01/09)
ロジャー・ムーア ショーン・コネリー

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HAPPY NEW YEAR BOND FANS



本年もよろしくお願い致します。
シネスコ

館主:酒井俊之

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