4Kアップコンバート上映 『ゴジラ4Kプロジェクト』

ただいま絶賛上映中の『GODZILLA ゴジラ』。もうご覧になりましたか?

20140728z

ボクは公開初日の朝イチで2D版を、そして勢い余って同じ日の最終回、レイトショーで3D版を観ました。この作品はヤバいですよ。とてもよく出来ています。リスペクトだオマージュだ特撮マインドだと言っているうちに、ハリウッドの作ったゴジラは遥か彼方に着地してしまいました。もうこれで完全に、日本ではこれまでのようには怪獣映画を撮れなくなってしまったのではないでしょうか。既に続編の製作も決定したようです。9月には北米版のブルーレイ盤がリリースされますが、とにもかくにも早く劇場に足を運んでみてください。個人的には2D版をオススメします。



さようなら古き良き時代のゴジラというわけで、日本映画専門チャンネルで先日オンエアチェックした「史上最高画質!ゴジラ4Kプロジェクト」を4Kアップコンバートで観てみました。各作品からチョイスされたシーンを集めたデモ版的な番組ですが、さすがにこれまでの2Kテレシネ版との差は歴然としていました。



JVC DLA-X75Rの【画質モード】はいつものように【フィルム】。【カラープロファイル】モードは【フィルム3】(テクニカラー)。4Kアップコンバートの【4Kプロファイル】モードは【フィルム】よりもむしろ【高解像度】の方が美味い。余計な強調感はなく、よりフィルムらしさが出てきます。


















オプチカル処理された特撮カットの場合はさすがに解像度が落ちるのはわかりますが、通常撮影のシーンでは従来の2Kテレシネのマスターのような甘さが感じられません。当然のことながらセットのディテールもよく再現されていますし、コントラストや発色、質感表現も格段にアップしています。特に、セットの遠景と近景の距離感がよく掴めるようになったのは4Kアップコンバート上映ならではの効果。「史上最高画質!ゴジラ4Kプロジェクト」は8月に入ってもリピート放送が何度もありますので、見逃している方は要チェック!です。(※追記:マスターとなったフィルムは4Kでのスキャニング、しかしレストアとグレーディングは2Kにダウンコンバートしての作業だろうと思っていたら、完パケの完成まで一貫して4Kサイズだとのこと。そりゃ画質もいいはずだ。)

【日本映画専門チャンネルHDを録るなら!】

WOWOW “録っておき!” のこの一本



Facebookの「シネコミ!by WOWOWシネマ」に7月の「録っておき!のこの一本」がアップされました。今月、取り上げた作品はスティーヴン・ソダーバーグ監督の快作『アウト・オブ・サイト』です。これまでにも何度かオンエアされていますが、今週末にもリピート放送が控えています。すでに記事に“いいね!”をしてださっているみなさま、ありがとうございます。これから“いいね!”をしてくださるみなさま、ありがとうございます(笑)。

シネコミ!by WOWOWシネマ

WOWOW

4Kアップコンバート上映 『砂の器』

「新・午前十時の映画祭」のグループBで上映中の『砂の器』。劇場に足を運んできました。



この作品は既にブルーレイ盤も手元にありますので、シネコン(2KのDCP・2K上映)とウチ(2Kのブルーレイ盤・4K上映)で見比べてみて、DLA-X75Rのパフォーマンスをチェックしてみようじゃないかというのが目的です。『砂の器』は4Kでスキャニング、2Kでレストアとグレーディング(カラコレ)が施された邦画初(2005年)の作品。DCP版、ブルーレイ盤のマスターには共にこのデジタルリマスター版が使われています。















結論からお伝えすると、ブルーレイ盤の4Kアップコンバート上映の方が“圧勝”です。“シネコン vs. ウチ”の見比べはこれまでたびたび試していましたが、こんなことは初めてです。特にフォーカス感、絵の緻密さ、色彩の豊かさは明らかにシネコンでの上映を凌ぎます。これは決してシネコンの上映環境が悪かったというわけではありませんし、また先代機のX9でもこういう印象にはなりませんでした。ただただDLA-X75Rの為せる技、なのでしょう。以前にも触れましたが、4Kアップコンバートの効果で、ロングショットになっても絵が甘くならないというポイントはやはり大きい。



【画質モード】は【フィルム】。【カラープロファイル】モードは【フィルム3】(テクニカラー)でたっぷりと色を乗せます。4Kアップコンバートの【4Kプロファイル】モードは【フィルム】がベスト。ブルーレイ盤は4Kスキャンされたマスターを基に強調感のない絵に仕上げられていますので、4Kアップコンバートとの相性もいいのだと思います。

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(2014/10/03)
丹波哲郎、加藤剛 他

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このジャケットリニューアル版には現行盤と同じディスクが使用されます。2005年版のマスター、侮れません。

4Kアップコンバート上映 『トゥルー・ライズ』

キャリブレーション効果のチェック、洋画編は『トゥルー・ライズ』。未BD化の作品ですので、これは以前WOWOWでエアチェックした日本語吹替版です。マスターは一部、コントラストの高い部分がハイキー気味になっているシークエンスもありますが、総じてテレシネは素直で良好。ことさらに精細感が強調されていませんので、4Kアップコンバートしてもヘンな癖っぽさは感じられません。【4Kプロファイル】モードも【高解像度】でOK。ただ、この『トゥルー・ライズ』は一枚一枚の画作りよりも、カット数を稼いで編集のテンポ感で押していくという(いかにもキャメロンらしい)作品ですので、“絵の旨味”というものがあまり掘り起こされません(笑)。【画質モード】は【フィルム】よりもマッチするのはやはり【シネマ】でしょう。
















JVCの4Kモデルでは、画素をずらして縦×横の解像度をそれぞれ2倍=4Kとして表示するe-shiftを採用。なにかと“なんちゃって4K”と揶揄されることも多いわけですが、ネイティブの4Kソースが(ほぼ)存在しない現状においては、まったく問題のない対応だと思います。X75Rに搭載されているe-shift 2では第一世代よりもさらにフォーカス感が向上。そのため、アナモフィックレンズを装着しているウチでは以前よりもスクリーン中央と周辺部のわずかなフォーカスの差が出てくるようになってしまいました。これはなんとも痛し痒しというところ、です。ひとまずこのままアナモレンズ対応でいこうと思っていますが、これはレンズのあり・なしでまた追ってチェックをしてみたいと思います。

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キャリブレーションの効果、やはり中間色がよく再現されるようになっています。トライしない手はありません。

4Kアップコンバート上映 『おとうと』

JVC DLA-X75Rのキャリブレーションを済ませましたので、ライブラリーのディスクをチェック。



市川崑監督の『おとうと』(1960)。本来なら「銀残し版」が“ホンモノ”ですが、これは日本映画専門チャンネルで岸恵子さんをゲストに迎えた番組枠でオンエアされた「カラー版」です。このカラー版は見たところレストアが施されていない状態のようですので、キズ・ゴミは入ったままで、シークエンスによって絵のトーンにバラツキがありますし、色ムラなどもそのまま。黒のレベルも不揃い。しかも動画では圧縮のノイズがやや目立ちます。
















岸恵子の百面相!です。決して芝居が大袈裟なわけではなく、表情が豊かですね。シネスコの画角を活かした、時として大胆な構図。さすがは宮川一夫キャメラマンです。オンエアマスターの状態はさほど良くはないものの、キャリブレーションの効果で中間色や階調などは素直に再現されていると思います。DLA-X75Rの4Kアップコンバートを【4Kプロファイル】モードの【フィルム】にするか【高解像度】にするかは悩みどころ。“解像感”を求めると【高解像度】の方が雰囲気は出るのですが、もともとのノイズっぽさも目立ちやすい。バランスで言うと【フィルム】がベストマッチ。4Kアップコンバートすればなんでもいいというわけではないので、やはり素材のコンディション如何、組み合わせるモード次第、というところでしょう。

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JVC DLA-X75R 導入記 その3 キャリブレーション

とにもかくにもDLA-X75Rは、オートキャリブレーションを使わない手はない。



オーダーしていた光学センサー、Datacolor社製のSpyder4 EXPRESSが届きましたので、さっそくキャリブレーション作業を行ってみます。キャリブレーション、これすなわち“プロジェクターの最適化”。各ユーザーの設置環境、使用環境にあわせてプロジェクターのパフォーマンスを最大限に引き出しますよ、というスグレモノです。これまでこのキャリブレーション作業には取材などで何度か立ち会っていて、そのパフォーマンスは既に確認済み。プロジェクターを使ううえでキャリブレーションは必ずしなくてはならないという類のものではありませんが、パラメーターを追い込む作業が圧倒的に楽になります。



JVCのWebサイトから説明書と対応ソフトをPCにダウンロードし、セッティングを済ませばあとはカンタン。



Picture Modeを選んでせっせとキャリブレーションしていきます。JVCの専用ソフトだとスタートボタンを押せば、オートで作業が進みますので楽々。プロジェクターの使い始めだけでなく、視聴環境が変わったり、ランプの使用時間が進んだ時など、気が向いたらマメに“最適化”してもいいと思います。キャリブレーションされた絵が“絶対!”である必要もまったくありませんので、プラス各人の好みの味付けがあってOKでしょう。

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Spyderはいちばん安く手に入る並行輸入品で十分。日本語の説明書も不要です。

追記:キャリブレーション後に分かったのですが、JVCのキャリブレーションソフトに対応しているSpyder4は「Elite」もしくは「Pro」です。「Express」の光学センサーはキャリブレーションを始める前の環境設定には対応していません。センサーもそのまま働きますし、数値も反映されるのですが要注意!です。ウチも買い直しになりました(T_T)。



というわけで、キャリブレーションを済ませて試写。ウチのこの季節の定番の『獄門島』ですが、SNの良い素直なトーンになっています。4Kアップコンバート&キャリブレーションの効果で、これまでにない解像度の高い絵。日本映画専門チャンネルでエアチェックしたソースとは到底思えず(失礼)正直、驚きました。





これまでの2K対応プロジェクターでは再現されなかったディテールもさることながら、なによりロングショットになっても絵がまったく甘くならないのが凄い。この解像感は間違いなく4Kアップコンバートの恩恵でしょう。おそらくこの『獄門島』はテレシネもレストアも2Kサイズのはずですが、それでも“疑似4K化”の効果ははっきりと出ています。



4Kアップコンバート時の解像感は【4Kプロファイル】モードから【フィルム】【高解像度】【HD】【SD】【ダイナミック】【オフ(2K)】の選択が可能で、併せて【エンハンス】【ダイナミックコントラスト】【スムージング】のボリュウムを変えることによって画調を追い込むことが出来ます。この機能を使いこなせば、これまで録り溜めたエアチェックライブラリーが市販のブルーレイ盤クラスの絵に化けることになるんじゃないか。実はいくつか気になる作品をチェックしてみたのですが……これは化けます。            (つづく)

JVC DLA-X75R 導入記 その2 『スター・ウォーズ』

見慣れた映画だと4Kアップコンバートの威力はやはりわかりやすい。これまでのような2K機→2K機のリプレイスとはまったく別モノと考えなければなりません。観たことのない『スター・ウォーズ』に正直なところ戸惑っています。












(当然のことながら)質感の表現力と、“黒”と“白”の印象が大きく変わった。ベイダー卿のヘルメットはもちろんのこと、目を惹かれるのはスターデストロイヤーの機体やストーム・トルゥーパーの白いボディ。これまではあまり気になることがなかったはずなんですが、やたらと“ミルキー”なトーンに感心させられます。3POやR2の汚れ、ベン・ケノービの顔のシワやライトを反射する顔のテカり具合の表現など、これもまた初めての体験。



メニュー画面の構成はX9とまったく同じで扱いやすい。【画質モード】はJVC機ではお馴染みの【フィルム】。【カラープロファイル】モードはX9には搭載されていなかった、テクニカラー作品向けにチューニングされた【フィルム3】。



ただし、いま現在のデフォルトの状態だ色が乗り過ぎる印象ですので、ひとまず【カラー】ボリュウムをかなり下げています。2Kから4Kへアップコンバートする【4Kプロファイル】にはもっともベーシックな【フィルム】を選択。他にもモードが用意されていますので、ここはソースのコンディションによって吟味する必要があると思います。また、MPC(Multiple Pixel Control)によって4K画質の鮮鋭感や滑らかさ、コントラストをコントロールすることが出来ますので、併せて活用したいところです。とにかくX9に較べると、より細かく絵を追い込むことができるようになっています。逆に言うと、これまで以上にやるべきことが増えた。こりゃなかなかなか手強いマシンです。



アナモフィックモードが切り替えられるダイレクトボタンが無くなってしまった!

JVC DLA-X75R 導入記 その1 『山猫』

4Kなんてまだまだいらんぜ、と秘かに抱いていた考えをきっぱり捨てねばなりません。外で観るのとウチで観るのとでは大違い。これまでどうやっても掘り起こされなかった情報によって、見たことのない絵が映し出されている。







濃密で濃厚、しかも精緻。e-shift2による4K映像、2K→4Kのアップコンバート、“なんちゃって4K”と言うなかれ。まったく侮れません。ネイティブの4Kソースを待っている必要などない。今すぐ4K!(笑)です。いや、でもこれはマジで。ブルーレイ盤の絵が生まれ変わります。

JVC DLA-X75R、到着。

いきなりですが、プロジェクターをリプレイスすることにしました。



今まで使っていたJVC DLA-X9に続いて、同じくJVC製のDLA-X75Rです。ウチの“周回遅れの法則”に則れば、次はX90R/X70Rの順番なのですが、どうもこのラインには魅力を感じることができず、ひとつ飛ばしでX75Rに辿り着いたという次第です。いよいよというか、とりあえずのというか、e-shift2による4K対応機になります。



というわけで到着したばかりのX75R。X9も映画向きの相当に優秀なプロジェクターですが、X75Rは基礎的な映像表現力が劇的に進化しているのは既に何度も確認済み。これからは今まで以上に映像のチェックをする機会も増えてきますので、大いに活躍してもらいたいところです。



X9の導入から約1年半を経てのリプレイス。シリアル№の入ったゴールドプレートが無いだけで、外観もサイズもX9とまったく同じ。設置を済ませ、アナモフィックレンズを取り付けてただいまもろもろセッティング中です。    
                                                                   
(つづく)

「あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション」制作エピソード『八つ墓村』編

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萩原健一、小川真由美 他

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10月からリリースの始まる「あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション」の制作ウラ話、アップ開始です。まずは『八つ墓村』編。 Facebookの松竹「あの頃映画」ページをいいね!登録してチェックしてみてください。これからもFacebook限定でレアな情報がどんどんアップされていきます!

松竹「あの頃映画」

SLR Magic製 アナモフィックレンズ

アナモフィックレンズの新製品を発見。ビデオ SALON Web からのリリースニュースです。



香港のレンズメーカー、SLR Magic製のデジタルシネマカメラ用のアナモフィックレンズ。5月に発売されたばかりです。現行品で安価なアナモフィックレンズというところに興味を惹かれますが、プロジェクターと組み合わせてうまく使えるのかどうか…。どなたかチャレンジしてみませんか(笑)。


【アナモフィックレンズ Panasonic AG-LA7200 Sekaimon オークション状況】

「あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション」

情報解禁!となりました。




松竹から「あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション」のリリースが10月から始まります。第一弾は『八つ墓村』。そして『皇帝のいない八月』。先に公開されていた予告篇からして『八つ墓村』は想定の範囲内だとしても、まさかいきなりの『皇帝のいない八月』、という感じではないでしょうか。しかも、この絶妙なタイミング(←)。既にキャメラマン立会いによるテレシネを終え、レストア作業の真っ最中です。

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萩原健一、小川真由美 他

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渡瀬恒彦、吉永小百合 他

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『砂の器』『幸福の黄色いハンカチ』『切腹』もジャケットをリニューアルして再登場となります。

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(2014/10/03)
丹波哲郎、加藤剛 他

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(2014/10/03)
高倉健、倍賞千恵子 他

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(2014/10/03)
仲代達矢、三國連太郎 他

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「あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション」では10月から、まさに“松竹最強伝説”の名にふさわしい、70’s & 80’sの人気作・カルト作を中心に毎月リリース。第二弾もただいま絶賛準備中です。乞うご期待。
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館主:酒井俊之

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