「007/スカイフォール」オリジナルサントラ盤

「007/スカイフォール」のオリジナルサントラ盤が到着。



当初はレコード盤を手に入れるつもりだったんですが、米アマゾンの出荷が遅れ、国内のアマゾンでも発売が12月に入ってから、というスケジュールになり「そんなに待ってられるかバカヤロウ!」というわけで、結局はCD盤に変更した次第。アマゾンでの価格も既に半額近い値段にまで下がっていますし、お買い得です。


トーマス・ニューマンの音楽は、どちらかというとジェリー・ゴールドスミスのような“劇伴優先”スタイル。曲そのもの、アルバムそのものの完成度よりも、映像との一体感、掛け算から得られる効果を狙って作られている。ですので、サントラ盤を聴くなら映画を見てからの方がより楽しめるかもしれません。



映画のなかの“鳥肌”ポイントのひとつ、M22♪「BREADCRUMBS」。劇中ではデヴィッド・アーノルドが手掛けた「007/カジノ・ロワイヤル」のサントラ盤のM25♪「BOND...JAMES BOND」と組み合わせて使われています。こういったシーンの演出の場合、やはりデヴィッド・アーノルドの“力技”の方が一枚上手。震えます。



トーマス・ニューマンのスコアのなかでも大きな聴かせどころになっているのは、M24♪「SKYFALL」。(タイトルは同じでもアデルの主題歌とはまったく別の曲です)ニューマンの静謐なスコアに導かれるように、Mを乗せたボンドのアストン・マーティンDB5がスコットランドへと向かっていく。ここから先はまだ誰も見たことがないボンドの世界。ロジャー・ディーキンスの絶妙なカメラワークとも相俟って、素晴らしいシークエンスに仕上がっています。



映画本編と同様、音楽にも過去作品へのオマージュ、これまでボンドミュージックを手掛けてきたコンポーザーたちへの“目配せ”も感じられる、バラエティに富んだ50周年記念作品にふさわしい一枚。軒並み「007/スカイフォール」の評価が高いのも、ニューマンの音楽あってのことというのは間違いないと思います。



とはいえ、この「007/スカイフォール」。結局“美味しいところ”は全部デヴィッド・アーノルドが持っていっちゃってるような気が(笑)。ウチでも繰り返して聴いているのは♪「BOND...JAMES BOND」ばかり。もはや「007/スカイフォール」の音楽は「007/カジノ・ロワイヤル」のサントラ盤も含めた“2枚で1セット”、と捉えたほうがいいかもしれません。

Casino Royale (Score)Casino Royale (Score)
(2006/11/14)
Original Soundtrack

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