DLA-X9研究:コダック作品を【フィルム】モードで上映 「男と女」&「郵便配達は二度ベルを鳴らす」



これは数日前にWOWOWでオンエアされていた「ノンフィクションW  アカデミーを救った“消えない”映画フィルム」からのワンシーン。エアチェックした番組を見ていてたまたま出くわしたんですが、フィルムの絵はシアン(Cy)マゼンタ(Mg)イエロー(Ye)、この3色で構成されているというのがよくわかるカットです。


3色のフィルムを一本にまとめると、フルカラーの絵になります。ビデオ映像がレッド(R)グリーン(G)ブルー(B)で成立(加法混色)しているのに対し、フィルムの絵はシアン(Cy)マゼンタ(Mg)イエロー(Ye)で構成(減法混色)される。こういったフィルムならではの特徴がパラメーターに活かされているのが、JVC/ビクター機に搭載されている画質モード【フィルム】です。



では実際にDLA-X9で【PICTURE MODE=画質モード】の【フィルム】の絵をチェックしてみたいと思います。【フィルム】と組み合せるカラープロファイルモードとして用意されているのは【フィルム1】と【フィルム2】。【フィルム1】はコダックフィルム、【フィルム2】は富士フイルムが使用された作品を上映するためのモードとしてチューニングが施されています。それぞれの作品でどのフィルムが実際に使われているのかは、映画本編のクレジット、もしくはIMDb(The Internet Movie Database)でチェックをすればOKです。



まずは1966年にカンヌ国際映画祭でグランプリを獲得したクロード・ルルーシュ監督の「男と女」。この作品の場合はEastmancolor=コダックが使われていますので、カラープロファイルモードは【フィルム1】。比較するモードは【シネマ】+【シネマ1】です。なぜかいまだにブルーレイディスクはリリースされていませんので、スターチャンネルHV版のエアチェックディスクをソースとして使います。元はヴィスタサイズですが“勝手にシネマスコープ”での上映です。


■マウスオフ:【フィルム】+【フィルム1】 ※【ガンマ】は【フィルム3】に変更
■マウスオン:【シネマ】+【シネマ1】



■マウスオフ:【フィルム】+【フィルム1】 ※【ガンマ】は【フィルム3】に変更
■マウスオン:【シネマ】+【シネマ1】



■マウスオフ:【フィルム】+【フィルム1】 ※【ガンマ】は【フィルム3】に変更
■マウスオン:【シネマ】+【シネマ1】



■マウスオフ:【フィルム】+【フィルム1】 ※【ガンマ】は【フィルム3】に変更
■マウスオン:【シネマ】+【シネマ1】




続いてもう一本。ボブ・ラフェルソン監督の「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(1981)。使われているフィルムをIMDbで確認するとMetrocolorとありますので、これはコダックでOKですね。この作品もリリース直前になって発売が何故かストップしたままになっていますので、ソースはWOWOW版のエアチェックディスクです。元はヴィスタサイズですが「男と女」と同様に“勝手にシネマスコープ”での上映です。オンエアマスターに使われているフィルムのコンディションが「男と女」よりも格段に良く、モードによる画質差もより分かり易いと思います。


■マウスオフ:【フィルム】+【フィルム1】 ※【ガンマ】は【フィルム3】に変更
■マウスオン:【シネマ】+【シネマ1】



■マウスオフ:【フィルム】+【フィルム1】 ※【ガンマ】は【フィルム3】に変更
■マウスオン:【シネマ】+【シネマ1】



■マウスオフ:【フィルム】+【フィルム1】 ※【ガンマ】は【フィルム3】に変更
■マウスオン:【シネマ】+【シネマ1】



■マウスオフ:【フィルム】+【フィルム1】 ※【ガンマ】は【フィルム3】に変更
■マウスオン:【シネマ】+【シネマ1】


【フィルム】モードをフィルムらしいと感じるか。【シネマ】モードをデジタルパッケージらしいと感じるか。もちろん、どっちもアリ。でもなかには【フィルム】モードの絵を見て“あっさりとしている”と解釈をする向きもあるようですが、果たしてそうでしょうか。シアン(Cy)マゼンタ(Mg)イエロー(Ye)の3色で構成されるフィルムの絵は、レッド(R)グリーン(G)ブルー(B)からなるビデオ映像とは根本的に違う。自ずとR・G・Bの彩度は浅く、Cy・Mg・Yeは逆に深くなる。【フィルム】モードはまさに映画好き、映画館好きのためのモード。フィルム映写機がビデオプロジェクターのなかに入っているのだ!という解釈でもOKでしょう。

郵便配達は二度ベルを鳴らす [Blu-ray]郵便配達は二度ベルを鳴らす [Blu-ray]
(2012/12/05)
ジャック・ニコルソン、ジェシカ・ラング 他

この作品の詳細を見る

DLA-X9研究。次の課題としては【フィルム】モードでの上映の際に、明部が少々ハイキ―な印象になるカットが見受けられる時もありますので、これは【フィルムトーン】の機能を併用して“白”を露光アンダー気味に設定すればよいのかどうなのか?さらにパラメーターを探ってみたいと思います。
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