『女は女である』 ブルーレイ盤



ジャン・リュック・ゴダール監督の『女は女である』(1961)。


ブルーレイ盤が到着しました。映画のトーンに倣ってジャケットデザインやディスクレーベルがなかなかにお洒落。



要するに、ゴダールはアンナ・カリーナが可愛くて可愛くて仕方がなかった、という作品なわけですね。


“いちおう”はミュージカル作品のスタイルになっていますが、あまり小難しく考えずに、フォトマガジンをめくるような感覚で映像と音楽をひたすら楽しめばいいと思います。ゴダール流のミュージカル映画へのオマージュ、と捉えてもいいかもしれません。



フォーカスが甘くったって、表情がキュートならば使っちゃおうというカットが随所に登場。しょうがないなぁゴダールも(笑)。


画面サイズはシネマスコープ。なんですが、同じ2.35:1のアスペクトでも“フランスコープ”と呼ばれています。画面両端の歪みが強めに出ているカットも散見されるものの、そういったところも含めていい味わいになっています。この“フランスコープ”については、シネマスコープやアナモフィックレンズとの関係なども含め、ブックレットで詳細に解説されています。



この作品で使われているフィルムはコダック。DLA-X9の【画質モード】はフィルム、【カラープロファイル】モードはフィルム1でOK。多少はフィルムの粒状性を強く感じるシークエンスもありますが、ウチでは大歓迎です。



妙な色気を感じさせるジャン・ポール・ベルモンド。“緑”の渋い発色。



ラフな雰囲気のロケーション撮影。“白”の色味がいい。



この作品の音声トラックはリニアPCM(24bit/96khz)2.0ch(モノラル)での収録。試しにキャロット・ワンのエルネストーロでALTEC 603Bをドライブして聴いてみたら驚いた! どちらもさほどレンジは広くはなく、中域の押し出しが強いキャラクターですが、これまで組み合わせていたALTEC 344Aに比べると(当然のことながら)+αとして音の鮮度感が俄然アップする。もしかしたらこれはなかなか相性はいいのではないか。いま真剣に、このままエルネストーロをメインシステムに組み込んでしまおうかと思案中、です。

女は女である ブルーレイ [Blu-ray]女は女である ブルーレイ [Blu-ray]
(2013/05/24)
アンナ・カリーナ、ジャン = クロード・ブリアリ 他

この作品の詳細を見る

月刊「HiVi」7月号での吉田伊織さんのクオリティチェックでは結構厳しい点数になっていたけれど、ウチで観る限りでは絵にも音にも独特の雰囲気があって、ディスクとしての印象は良かったけどなぁ。
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