Mono Movie モードを創る(3)



DSP-1にMono Movie モードを設定してみました。



このDSP-1は映画というよりも、まだ音楽再生をメインとしていた時代のプロセッサー。映像用には「SURROUND1」「SURROUND2」「DOLBY SURROUND」の3モードしか用意されていません。そこで各プログラムを聴き較べてみたところ、「CHURCH」モードの響きがもっともイメージする名画座っぽさが感じられましたので、このパラメーターをベースとしてユーザープログラムモードに「MONO MOVIE」モードを新たに設定することにしました。



表示されるモード名はリモコンからの手入力です。REV TIME(リバーブ・タイム)はプリセット値の2.5s。



「CHURCH」モードは、(さらに進化して)今でもヤマハ製のAVセンターにプリセットされていますが、そのままのパラメーターだと響きが強く、“天井が高すぎる”印象になってしまいます。そこでリモコンのダイレクトボタン、“BALANCE”キーと“LEVEL”のキーを併用しながら、エフェクトの強さをコントロールします。アナログ感覚の操作で音が変えられるのでこれは使い易い。



チェック用のディスクに使ったのは『切腹』のモノラル音声。DTS-HD MA方式で収録されたトラックはプレーヤーのOPPO BDP-95でデコードして出力。仲代達矢や三國連太郎の声を聴きながら調整していきます。フロント側にあまり響きが強すぎると映画の場合はセリフが不明瞭になって聴きづらくなってしまいますので、フロント側にかかるエフェクトを抑える。さらにリア側のレベルが強くなりすぎないように、レベルを抑えていきます。いってみれば、映画館の「広さ」と「高さ」を創っていくわけです。ここはもう映画を観ながら聴きながらのカット&トライになります。



若干のホールトーンを感じさせつつ、狭い映画館でそれほど天井が高くはない印象になるバランスになるポイントがありますので、そのパラメーターをひとまず「MONO MOVIE」モードにメモリーしておけばOK。ウチの場合は、エフェクトの“BALANCE”と“LEVEL”はそれぞれ30%前後に設定するといい塩梅でした。名画座にふらりと立ち寄って、既に映画の始まっている劇場の後ろ側の扉を開けた時に、(天井というよりも)両側の壁を伝わって映画の音が響いて聴こえてくる、という雰囲気になっている…ハズ(笑)。    (つづく)

音場を創る―ヤマハDSP‐1によるオムニサウンドの世界音場を創る
ヤマハDSP‐1によるオムニサウンドの世界

(1986/08)
ラジオ技術社

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ヤマハのDSP-1、難しいというか初号機だけあっていろいろ“いじりしろ”があり、良い参考書になってます。
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