『2001年宇宙の旅』 シネラマスクリーン考

『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映。これからIMAX版の公開や4K UHDのリリースを控えるワーナーにとってはいいPRになっている。フィルムの調達とプロモーションは自社で、上映は劇場で。今回も国立映画アーカイブが頑張れば頑張るほど話題になっている。映画ファンにも喜ばれる。みんなウィンウィンだ。



国立映画アーカイブの配布資料に1968年当時のテアトル東京についての記述がある。(※写真は別。手持ちの資料)これまで諸説あったがシネラマ対応のスクリーンサイズは23m×10m。いっぽう大阪のOS劇場は数年前にオーエスに直接確認をしたところ24m×9.5m。共に現在だとユナイテッドシネマ豊洲No.10(22.6m ×9.7m)クラスとなる。しかしこれはあくまでも大きさの話。国立映画アーカイブの配布資料にもあるようにシネラマスクリーンの肝はその湾曲度だ。146°ある。人間の視界にほぼ近い。これが圧倒的に違う。



『西部開拓史』のブルーレイディスク。オリジナルアスペクト(2.89:1)のシネラマver.。『2001年宇宙の旅』も1968年当時はこのサイズで上映されたわけだ。この初公開時に使用されたシネラマ版の原版は残っているのか?監修のクリストファー・ノーランが探っていないとは考え難い。既に現存しないか、或いは今回は70mm版にこだわって見送ったか。ワーナー(MGM)作品なのだから『西部開拓史』のようにパッケージ限定、スマイルボックスver.でリリースするのもありだろう。見てみたい。
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館主:酒井俊之

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